おすすめの本

プロ論。
B-ing編集部
徳間書店

本書は、リクルート社刊行の就職情報誌「B-ing」に連載されたインタビュー記事を編集したものであり、カルロス・ゴーン氏を始めとした、第一線で活躍している50名の人たちの成功についての話を集めたものです。就職情報誌なので、「会社で頭ひとつ出たいとき」、「会社を辞めるべきか迷ったとき」、「やりたい仕事が見つからないとき」等の項目立てになっていますが、あまりこだわってはいないようです。

『バカの壁』の著者である養老孟司氏は、「学生を見ていてもそうなんですが、今の若い人はなんだか不安そうですね。」と見ておられます。そして、「若い人の最大の弱点は、自分が変わることを受け入れず、今の自分で世界を考えたがることです。自分が変われば、世界も変わることに気づいていない。毎日がつまらない人は、『このままでいい、世界はいつも同じだ』と決めつけている人なんです。」と。養老氏は、一歩を踏み出す勇気を持てと説いています。厳しい指摘ですが、今の高校生にも大学生にも共通して言えることだと思います。本書のほとんどの人が、〝勇気を持って飛び出せ〟といっています。そして、今の自分に何が足りないか、もう一度考える必要があると思います。

精神科医の和田秀樹氏は、「学歴や肩書きや資格といった、かつては生涯を保障してくれたものの有効期限が、今どんどん短くなっているんですね。有名大学を出て大企業に入れば一生安泰なんて時代はもう完全に終わりましたし、例えばパソコンの最新技術を身に付けても、数年もすれば古くなってしまうでしょ。」と、まさしくその通りの時代です。悩んでばかりじゃあしょうがない。で、とにかく走り出してしまえば、何かが見つかるもんだ、とおっしゃっています。そんなこと言われると、走ってみようかなって気にさせてくれます。
春が来ようとしています。思い切って新しい一歩を踏み出してみないか?いつもの春か、それとも全く違う春か、自分自身の心次第じゃあないかな。とにかく、元気の出る一冊です。

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