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『完訳ファーブル昆虫記』が集英社から刊行中だ(2005.11~ 各巻上下・全20冊)。 訳者の奥本大三郎がほぼ18年間、月刊『すばる』に連載してきた『完訳ファーブル昆虫記』を単行本にまとめたもので、個人による完訳は初めてのことらしい。 ファーブル(1823~1915)の『昆虫記』全10巻は1910年に完成している。 ハキリバチの巣造りや、ダイコクコガネの糞球つくり。ファーブルが眼に映ったちいさなちいさな虫たちの生態を微細洩らさず描かきこんだ昆虫記は、紙に封じられたビオトープとすら言いえるだろう。 ファーブル先生の偉業は日本においてあまりにも有名だが、意外にも本国フランスでは知る人が少なく、虫けらなんかの観察者として奇人扱いすらされているのだとか。こうした事情にフランスの学者は「フランス人は犬より小さいものに関心がないんです」とコメントしていた。日本人が虫にかけている情熱は、世界屈指の熱さらしい。
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『完訳ファーブル昆虫記』が集英社から刊行中だ(2005.11~ 各巻上下・全20冊)。
訳者の奥本大三郎がほぼ18年間、月刊『すばる』に連載してきた『完訳ファーブル昆虫記』を単行本にまとめたもので、個人による完訳は初めてのことらしい。
ファーブル(1823~1915)の『昆虫記』全10巻は1910年に完成している。
ハキリバチの巣造りや、ダイコクコガネの糞球つくり。ファーブルが眼に映ったちいさなちいさな虫たちの生態を微細洩らさず描かきこんだ昆虫記は、紙に封じられたビオトープとすら言いえるだろう。
ファーブル先生の偉業は日本においてあまりにも有名だが、意外にも本国フランスでは知る人が少なく、虫けらなんかの観察者として奇人扱いすらされているのだとか。こうした事情にフランスの学者は「フランス人は犬より小さいものに関心がないんです」とコメントしていた。日本人が虫にかけている情熱は、世界屈指の熱さらしい。