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【サッカー部】合同練習でお世話になっているスカイクラブチームの監督コーチにインタビューしました。
2021/6/12

スカイクラブチーム清水監督(右)河村コーチ(左)

合同練習でお世話になっているSKYクラブチームの清水監督、河村コーチと本校の監督にインタビューを行いました。

[SKY監督 清水範久(しみずのりひさ)]

Q.本校の選手の印象を教えてください

A.初めて岩倉高校との共同練習を行わせていただいた際、選手らが必ず止まって挨拶をする姿を見て、礼儀正しい印象を今でも覚えていますし、こういった姿は素直に勉強になり、SKYの選手らもすぐ真似して欲しいと思いました。

練習試合では、こちら側に配慮しつつ(中学生のため)一生懸命プレーし、ときには試合中でも監督の意図するプレーかどうかを互い確認しあうシーンから、真面目な選手が多い印象があります。各選手らのプレー自体はまだまだ荒削りな部分もありますが、練習試合終了後に我々にも感想や意見を求める姿を見る限り伸び代は充分にあり、成長に対する強い欲を感じました。

 

Q.指導で重視されているものを教えてください

A.我々のチームの話に少し寄ってしまいますが、FC.SKYジュニアユースは20年にチームが創立されました。都内に新しいチームができ、試合に出場できる機会が多いからといって、多くの選手が入団するほど今の世の中は甘くなく、限られたメンバーで学年が上の子たちとリーグ戦を戦っていくことは、ある程度想定しておりました。

中学生にもなると、1つや2つ歳が違うだけでパワーやスピードは異なり、中学1年生の子にとっては別次元の相手との戦いになるため、選手らにはチームとして相手に勝れるようプレーのジャッジを明確に提示して指導しています。

例えば、中学1年生の選手らに対して、裏に大きなボールを蹴ろうと言っても、フィジカル的に難しく、一朝一夕でできることではありません。だからといって細かくパスを繋いで前進しようということではなく、狙うべき裏のスペースが見えているのではあれば、フィジカル要素が足りなくても、味方が落としてくれたボールなら大きく裏に蹴ることができます。

その部分までも含めたジャッジをすべく、周りを見て味方の選手を使おうとする選手に対しては徹底的に褒め、褒めるタイミングを見逃さないようにしています。

 

Q.現役時代で大事にした事を教えてください

A.現役時代は、周りの選手たちがやりやすいように、というのはいつも考えていました。

今の時代では少なくなりましたが、スピードという一点を評価され、高校卒業とともにジュビロ磐田に入団しまして、よくある「自分のスピードが通用しなくて」ではなく、スピードは十分通用してました(笑)。

ただ、私自身のこだわりかもしれませんが、無理にシュートを打つのを好むプレーヤーではなかったため、もうひとりのFWである相方、当時であれ中山雅史さんらに点を取ってもらうにはどうしたらよいかをある時期から考え、結果として数字にも表れるようになりました。

また、他の選手らがやりやすいようにプレーするには、阿吽の呼吸という曖昧で二人称で成り立つプレーでは狭く、ピッチに立つ全員と関わることができる監督のやりたいこと(戦術など)を理解することにも努めていたと思います。

 

奥園-清水-河村で、互いに応援メッセージ

合同練習をしていただき、いつもありがとうございます。お互いに現在のチームに携わっている年数が近い中、ここ数ヶ月で岩倉高校の選手らが飛躍的に成長している姿を拝見して学ばせていただいております。こちらも、プレーにおける判断や考え方の部分にて、奥薗先生の指導に役立てるよう努めて参りますので、これからも宜しくお願い致します。

 

 

[SKYコーチ 河村崇大(かわむらたかひろ)]

Q.本校の選手の印象を教えてください

A.まずは全員が礼儀正しく、SKYの選手ら(中学生)に対しても優しく接してくれて、本当に感謝しかありません。ありがとうございます!
 プレーについては、前向きに一生懸命取り組んでいる様子が伺えます。チーム全体としてレベルアップしていくには、各プレーヤーが多くの選択肢を持ちながら、その中からベストな判断を選択できるようになることが大事ではないかと、SKYとの練習試合を通して感じました。

 

Q.指導で重視されているものを教えてください

A.選手らが自ら判断し決断してプレーできる選手を育成できるように心がけております。ボールを受けるときの身体の向き、ボールあるなし関係なく周りを見ようとすることなど、選択肢を増やしてあげるためのトレーニングを重点的に行っています。プロ経験を通じても試合中にミスをすることはありますので、選手らには恐れず積極的にチャレンジできるような指導を意識し、自ら気づき感じて、やる気のスイッチが入るような声がけを意識しています。

 

Q.現役で大事にした事を教えてください

A.現役時代は何事にもバランスを大切にしていました。監督から求められているものは何か?自分がこのチームで活躍する為に必要なプレーは何か?自分の長所をどう活かすか?ポジショニングはどこを取るか?など、すべてを挙げたら切りがないですが、日頃の練習から試合における全てに対してバランスを考えながらプレーしていました。

今振り返ると、人に恵まれてプロになれたという言葉がしっくりきますが、当時プロの世界に身を置くことが単に巡り合わせに近い感覚で、活躍してやるぞというよりも、どうしたらプロでプレーし続けられるか考えていたのを覚えています。その危機感からか、バランスを意識してプレーする上で、常に周りを見てずっと考えながらプレーしていたと思います。

 

奥園-清水-河村で、互いに応援メッセージ

この出会いを大切にし、共に成長し合えるように今後も関係を築いていきたいと考えております。ぜひ今後とも宜しくお願い致します。

 

 

[岩倉高校監督 奥薗貴志(おくそのたかし)]

Q.SKYの選手の印象を教えてください

A.学ぶ姿勢ができていて、当初よりパスを出す意識が上がり身体の動きが良くなってきました。技術だけではく、判断や準備の指導が生きているように感じました。短期間で簡単なことを簡単にできるようになってきたのは素晴らしいことです。本校の生徒にとっても学ぶものは多く今後もともに切磋琢磨していきたいと思います。

 

Q.指導で重視されているものを教えてください

A.サッカーを通じて、自主性を持たせ協調性を創ること、人として自律し自立した選手を育成することを心掛けています。プレーの最中や後にいま何をすべきか、その判断は正しかったのかを考えるように指導しています。、反省し次につなげることが重要だと思っています。劇的に上達し、強くはなりませんので一つひとつ着実に努力をすること、ひとりの努力がチーム力を上げるということは選手に伝えています。大きな目標をつかむために必要な小さな目標を設定し着実に達成させ次目指すよう指導しています。

 

Q.現役で大事にした事を教えてください

A.清水さんも河村さんもプロで携わった中山雅史氏は、私が大学時代に何度も対戦した相手です。彼は大学時代からハードワークが持ち味で身体が強かったので私自身、高校の全国大会では感じなかった身体の強さを大学では感じフィジカルを上げることに時間をかけました。私も清水さんと同じくスピードを評価され三菱に入団しましたが私の場合はスピードが通用しませんでした。逆にフィジカルは通用していて考えながら努力したものがプロの世界でも通用して嬉しかったのを覚えています。

 

奥園-清水-河村で、互いに応援メッセージ

いつもありがとうございます。私たちは常に選手ファーストで取り組みましょう。サッカーを通じてよりよい社会人の育成に共に頑張っていきましょう。

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