No.1 「岩倉高等学校生の目標と健全な生活習慣の確立」2018/6/15
【校長からの発信】
No.1 「岩倉高等学校生の目標と健全な生活習慣の確立」
2018年6月15日 校長 浅井 千英
一学期も中間点をすぎました。新学年がスタートしたときの新鮮な気持ちを忘れずに、規律ある生活と効果的な学習習慣の確立に努力してください。
私も生徒一人一人が楽しく充実した高校生活を送り、ひとまわりもふたまわりも大きく成長できるよう校長として環境を整えていきたいと考えています。具体的な施策として本校ウェブサイトに気づいたことや考えていることを発信して行くつもりです。どうぞよろしくお願いします。
今回は第一回目、本校の教育が目指すところと本校の高校生としていかに充実した日々を過ごすかについてです。
本校は1897年6月5日鉄道学校として創設され、1903年岩倉鉄道学校と名前を改め、1948年学制改革により、岩倉高等学校として発足しました。戦後の高度経済成長期には卒業生の大多数は当時の国鉄をはじめとする鉄道業界に就職しました。1980年代には日本経済は成熟期を迎え、鉄道業界も変革期となり、労働集約型輸送業から知識集約型サービス業へ転換が始まり、少子高齢化の急激な進展と相まって、鉄道業界の再編、鉄道業の役割も変化していきました。21世紀に入り、ナノテクノロジー、量子力学、コスモロジー等の科学技術の進展に伴い本格的な高度情報化社会を迎えています。人工頭脳(AI)の急速な普及も見込まれる中、若者の高学歴化が進行しています。このような環境にあって岩倉高等学校は電子黒板、タブレットコンピュータなどのICTの積極的活用を推進し、AIを有効なツールとして使いこなして高等教育機関、実業界においてその潜在能力を充分に発揮できるよう環境を整えています。授業では各教科担任の先生からのチャレンジ(先に進むため解決することが必要となる課題)に応えて生徒一人ひとりがその思考力に磨きをかけてチャレンジに対し効果的なレスポンスができるよう努力をしてください。特にグローバルな活動が要求される社会にそなえて、英語教育に重点をおいています。活きた英語を学ぶという観点から、高校時代に海外経験をするよう強く働きかけています。
<在校生へ>
充実した高校生活を維持するためには、規則的な睡眠(7〜8時間)、決まった時間に食事をすること、夕食後30分はリラックスして、その後今日一日を振り返り、授業とそれ以外に学んだことを確認し、今までに学んだ事と関連させて覚えておくことが必要です。学びは科目ごとのバラバラのものではなく互いに関連している事が多いのでその辺も意識して頭の中を整理しておきましょう。そして充分な睡眠を取ることにより、睡眠中にこれらのことが頭の中でさらに整理され、新たな知識が今まで学んだ事と合体して、思考力の向上に繋がるということを覚えておいてください。自分では気づかない間、そしていつの間にか思考力が向上していきます。忙しい高校生活ではありますが、ちょっとしたスキマの時間に振り返り学習、読書等を心がけてください。
このように規則正しい生活は一人一人の人間力向上に必要不可欠なものです。交通ルールやマナーを守ることも人間力向上には不可欠です。また、最近は地域に関係なく不審者が出没することが増えています。登下校時も気を許さず、隙を見せないことが肝要です。
以上のような事に気を付けて、さらに自己開発に努めましょう。