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No.18 「One Team」
2019/12/1

【校長からの発信】
No.18「One Team」


2019年12月1日 校長 浅井 千英

 

One Team:自由、規律、信頼、共感、思いやり

ラグビーW杯で日本はベスト8に残り、日本が準々決勝で敗れた南アフリカは決勝でイングランドに勝ち、優勝したことは記憶に新しい。ラグビーでは外国人でも一定の条件のもとに、国際大会でも居住国チームでプレイできます。一般的にスポーツ界では日本の社会よりグローバル化が進んでいる様です。W杯で日本は他チームを圧倒する連帯感で、選手、スタッフが一丸となった「ワンチーム」が世界のラグビーに刺激を与えています。ラグビー界では「one for all, all for one」ということがよく言われています。これは17世紀の中部ヨーロッパでカトリックとプロテスタントの30年戦争の時に使われた言葉です。この辺の歴史については各自で調べてみると面白いと思います。いずれにせよ個があって社会が成り立っていることを忘れないでください。最近、世界では歴史の流れに反してポピュリズムとか、全体主義への動きが見られます。情けないことです。一人ひとりがよく考えて、より良い社会の実現に微力ではあっても参加・貢献していくべきであると考えています。

 

ラグビーではマウスガード以外、硬い防具は禁止されています。両チーム合わせて30人の巨体が激しくぶつかり合い、スクラムやタックルなどにより独特の形状のボールを奪い合う、前半・後半合わせて80分のゲームで、負傷者が発生しやすい競技です。このため両チームにセーフティアシスタントが控えていて、試合の流れを理解した上で競技域内に入ることが許されています。レフリーは必ずしも医学的知識に精通しているとは限らないので認められた制度で、試合の中断を防ぐためには有効です。競技者が脳震盪や脳震盪が疑われる所見など重度の怪我がある場合、また、頸部や関節を損傷した場合は直ちに退場させることになっています。

 

東京オリンピックはその開催場所や開催時期についてかなり色々ぎくしゃくしているところもある様ですが、ラグビーW杯は全体としてフェアプレーが尊重され爽やかな雰囲気で行われました。

 

岩倉高等学校も個々の生徒の個を発揮してワンチームとなって確かな技能と知識を切磋琢磨して、聞く力、読む力、話す力、書く力を向上させましょう。輝かしい未来に向けて、日々努力を続けましょう。

 

 

 

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