No.30「次世代を支える若者へ」2021/2/1
【校長からの発信】
No.30「次世代を支える若者へ」
2021年2月1日 校長 浅井 千英
岩倉高等学校は高等教育・専門教育機関へとつなぐ橋渡しの役割を充実させて、高校生活を大いに楽しみつつ社会人として必要な幅広い技能と知識、自ら考える習慣を身につけるよう進路指導を充実させています。
最近、社会の急激な変化で、ともすると社会全体が思考停止・停滞気味であることに鑑みて、岩倉高等学校としての目標を明確にして、生徒自らが自分に合った成長方法・学習方法で限られた時間で最大効果を達成すべく教員・先輩・校内予備校を活用して準備しているところです。大学卒業後の進路も視野に入れた指導をするため、開かれた教育の場として、外部の教育機関・産業界とも連携を強めていきます。また日本人が苦手とする英語力と、日本語でも英語でも苦手と言われる読解力を高めるため、活字に親しむ機会を増やしていきます。現在、全世界はコロナウィルス感染症のパンデミックに悩まされていますが、グローバリズムの流れは止まりません。若い時に日本とは異なった文化の中に身を置いて、色々な社会、色々な人々、いろいろな考え方に触れることも重要です。岩倉高校では長期・短期の留学プログラムを取り入れており、コロナパンデミックの終息を待って復活したいと考えています。
高等学校卒業後、就職する場合でも、これからはAIにできないことを人がやる時代です。それなりの職業人として生き残るためには、リカレント教育(就職後、休職または退職してから大学に戻る)は必ず必要になります。その時の為に若い高校時代に充分な知識と技能を身につけて、自分自身の頭で考える習慣をつけておくことが大変重要です。
岩倉高等学校は近年、徐々に学校行事などを生徒が自主的に運営するように指導しています。将来は生徒が自主運営する項目をもっと増やしていきたいと考えています。教職員はバックに回ってコーチングの役割を果たしつつ生徒のさらなるレベルアップを実現したいと考えています。