No.12 生徒会役員及び各委員会役員任命式2022/10/28
【校長からの発信】
No.12 生徒会役員及び各委員会役員任命式
2022年10月28日 校長 森田 勉
最近の新聞やテレビの報道内容は、世情を反映して厳しいものが多くどうしても気持ちが暗くなりがちです。長く続く円安やウクライナ情勢の影響を受けて、とくに私たちの生活に響くものとして、電気料金の値上げや諸物価高騰の話には関心を持たざるを得なくなります。そういう中で今週月曜日の朝日新聞に名古屋大学の話題が取り上げられていました。電気料金の支払いが今年度は昨年度に比して2倍ほどになることが予測され、名古屋大学では、教職員と学生対象に「節電コンテスト」を企画して実施するとの内容でした。それでもなかなかネガティブな状況の打開にはつながらないかもしれませんが、大学側や学校側だけでなく、学生や生徒の創意工夫や知恵を借りるという姿勢は共感できます。
私たちの学校でも、生徒と一緒に、生徒の力を借りて前向きな取り組みがもっとできるのではないかなと思うのです。ちょうど今日は、令和5年度の「生徒会役員及び各委員会役員任命式」が行われました。その任命式も挨拶で、生徒のみなさんとともに成長し発展していきたいという願いを込めて以下のような話をしました。その骨子を載せておきます。
【令和5年度 生徒会役員及び各委員会役員任命式 挨拶骨子】
みなさん、こんにちは。本日ここに、令和5年度の生徒会役員及び各委員役員の任命式を迎えました。まずは、その役職に就任した生徒のみなさんに対してお祝いを述べたいと思います。おめでとうございます。そして同時に、これからの1年間、大役を担う重責に対して激励の言葉を送ります。頑張ってください。
みなさんは、これからある意味で「学校の顔」の一つになります。その意味で、自覚と誇りをもって任務を全うし、みなさんはもとより、本校全体の生徒のみなさんの成長、そして学校の発展に寄与してほしいと願っています。
私は、役員のみなさんの任務には主に二つあると考えています。
一つは、役員会や委員会等で話し合われた内容や方針を全生徒のみなさんに粘り強く理解してもらい浸透させること。もう一つは、(こちらの方が難しいことですが)本校生徒の向上意欲にもとづいた有形無形の要求を実現させることであります。それは、行事のことかもしれない。校則のことかもしれない。授業のことかもしれない。いずれにせよ、そのときに忘れてはならないのは、本校の教育目標である「仲間とともに主体的に学ぶ、考える、創造する、そして行動する力を身につける」といった目標、いわばこれは、みなさんにとっては獲得目標となるわけです。この目標達成のため、大きく成長するための要求実現であるということをしっかりと認識して進めていってほしいということです。
いつも言うことですが、学校は未来に開かれています。みなさんのような未来がある生徒に開かれています。みなさんのもつ無限と言っていい新しい可能性を通して学校は、ひいては社会は発展していくものと私は信じています。
これからの1年間、全校の生徒のみなさんのために、そして役員のみなさん自身のために、そして学校発展のために尽力してくれるよう、エールを送り、任命式の挨拶の結びとします。以上です。