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No.19 春の便り
2023/2/15

【校長からの発信】
No.19 春の便り


2023年2月15日 校長 森田 勉

 

 暦の上では立春が過ぎましたが、今年は寒い日が続きます。今日も寒波到来ということで冷え込んでいます。みなさんはお変わりありませんか? 新型コロナウイルス感染症の都内陽性者数はだいぶ減ってきましたが、まだまだ油断できません。季節性インフルエンザも流行っていますので、十分に注意してください。
 ところで、今朝の校内放送で「春一番」の話題が取り上げられていました。毎朝、朝8時から10分まで、放送部がいろいろな話題を提供して、始業前のひとときを楽しませてくれています。春一番は、立春から春分までの間に最初に吹く強い南寄りの風なので、時期的にはいつ吹いてもいいと思いますが、今年は「春は名のみの、、、」という感じで、今日は強い北風が吹いています。実は、「春一番」と聞いて、私が最初に思い浮かべるのは、恥ずかしながら、キャンディーズの歌です(笑)。〔キャンディーズ:1970年代に活躍した日本の女性3人組のアイドルグループ〕 1976年3月に発売されて結構ヒットした曲です。高校生のみなさんは知らないと思いますが、私たちの世代では、おそらく誰もが口ずさむことができると思います。女性でしたら、身振りもできるかもしれません。思わずウキウキするようなメロディとリズムですので、機会があったらYouTubeで検索してみてください。
 春と言えば、この時期を潤してくれるのが梅の花です。昨日、埼玉県の与野まで出かける用事がありました。そこで見事に咲いている梅の花を見つけましたので、以下に写真を載せておきます。

 先週雪が降ったばかりですので、まさに、西郷隆盛の漢詩「耐雪梅花麗『雪に耐えて梅花麗し』」を思わせるような光景でした。

 ところで、今朝、うれしい便りが届きました。京都在住の女性の方からのお手紙でした。それによると、この方は去る1月29日の夕刻にイギリスから帰国されたとのこと。当日は航空会社の手違いで羽田空港から伊丹の国内線に乗り継げず、慣れない陸路で帰らざるを得なくなり、「京浜急行から品川へ行き、新幹線に乗るように」と空港職員に教えられたそうです。東京は不慣れであり、なおかつ大きなトランクを二つ持って、とても不安になっていたところ、ちょうどオーストラリア(ターム留学)に発つ友人を見送りに来ていた本校生徒4人に居合わせたそうです。彼らは道案内ばかりでなく、その荷物を持ち、さらに新幹線の乗車時まで付き添ってくれたということで、大変感謝されての御礼の手紙でした。とても心温まるお話で、まるで身体の中を春風が突き抜けていくような気持ちになりました。「困ったときはお互いさま」「情けは人の為ならず」とは言うものの、実際に行動に移すのは勇気のいることです。本校生徒、なかなかやりますね。褒めてあげたいと思います。

 さあ、もうすぐ卒業式、そして本格的な春が到来します。厳しい寒さももう少しの辛抱です。頑張って乗り切っていきましょう。

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