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No.3 連休前後のトピックス(その1)
2023/5/8

【校長からの発信】
No.3  連休前後のトピックス(その1)


2023年5月8日 校長 森田 勉

 

 

 生徒のみなさんは、今年のゴールデンウィークをどのよう過ごしましたか? 旅行に出かけた人、クラブ活動で大会や発表会等に参加して頑張った人、そして進路を見据えて勉強を積み重ねた人、それぞれが良い経験をすることができたことでしょう。自分の中にしっかりと財産として蓄えて次へのステップアップにつなげてほしいと願っています。今回は、このGW前後のトピックスを取り上げます。

☆ 4月22日(土) 女子サッカー部インターハイ支部予選(駒沢補助G)

岩倉高校には女子サッカー部があります。選手はまだ3人しかいませんので、もしこれをお読みになった小中学生のリトルなでしこのみなさんがいましたら、進路選択の一つに加えていただけたら嬉しいです。

その3人が、合同チームではありますが、この日、初の公式戦を戦いました。3人のうち1人はゴールキーパー、そしてあとの2人は攻撃的な選手です。試合結果は1-4で負けてしまいましたが、本校の3人の選手たちは大活躍しました。試合後、負けた悔しさをにじませていましたが、「楽しかった」という感想を言ってくれて、応援した私もとても爽やかな気持ちになりました。これからも頑張ってほしいと思っています。

☆ 4月29日(金) 上弦の月

 この日の夕方5時ごろ、生徒たちが帰り際に「半月がすごく高い位置にあるけど、月ってあんなに高いところに出るんだっけ?」と話しているのを耳にしました。ちょうどこの日は、半月(上弦の月)が、確かに空高く(天頂近く)に見えていました。この時期の上弦の月が高く見える理由については、昨年の2月15日に発信した『校長発信№23』で解説しています。詳しくはそちらを読んでもらえばわかりますが、簡単に、ここでまた説明しておきます。

 次の図をご覧ください。この図は、太陽の周りを1年かけて公転する地球の様子を表した模式図です。地球を串刺ししている直線は自転軸と考えてください。自転軸が地球の公転面と23.5度ほど傾いているので、四季の移ろいを感じることができるわけです。もちろん、図のように太陽の周りを、地球(白丸)と月(黄色い丸)が、反時計回りに回っていきます。

 太陽の高度が最も高くなるのが6月ごろです(図の左側)。日本ではこの時期の陽が一番長く(日照時間が長く)なります。新月は実際には見えませんが、もし見ることができたとしたら、とても高い位置にあることになります。その逆にこの時期の満月は、太陽とは180°反対側に位置していますから、とても低い位置で輝いています。(月は太陽に比べて地味なせいか、あまり月の高さを気にしている人は多くないようです。)この6月の地球と月の位置関係をそのまま3か所にコピーしたものが、9月、12月、そして4月のそれぞれのものとなります。すなわち、9月の下弦(半月)、12月の満月、そして4月の上弦(半月)がまったく同じ位置関係になりますから、この3つに示されているときの月の高さがとても高く、天頂付近に見えるということになります。おわかりでしょうか。

☆ 4月29日(土) 運輸科を知ろう!

 この日、毎年恒例の「運輸科を知ろう!」というイベントが本校で開催されました。この行事は、文字通り、本校の運輸科を志望する小中学生とその保護者の皆様に、運輸科を知っていただくことを目的に開催しています。当日は、197組(昨年度156組)、488人の方にお越しいただきました。本校生徒からは、鉄道模型部、鉄道研究部、工作研究部、放送部、吹奏楽部の部員たちが参加して、しっかりともてなしてくれたと思います。

 体験授業、本校教員による講演会、部活動体験、ミニSLのデモンストレーション、多彩なジオラマ、そしてシミュレーターと、参加していただいたみなさんにも満足していただけたのではないかと推察しています。私の知り合いも5名ほどが見学に来ていました。この方たちが感想を寄せてくれましたので以下に掲載しておきます。 

  • 上野駅前の良い立地に建つ伝統ある岩倉高校、初めて見学しました。模型部、研究部に、ミニSLも走らせて鉄道が好きな子供にとって、見て、聞いて、調べて学べる岩倉高校は他の高校と違う雰囲気がありました。生徒のみなさん、私の素人質問にも丁寧に説明してくださり恐縮しました。ちびっ子ファンもいっぱいいます。これからも益々鉄道に関して学べる学校の発展をお祈りいたします
  • 以前「日本の名門校」で特集されていた回を拝見してから息子が「僕は岩倉高校に行きたい!」とずっと言っていたので、今回、念願叶って見学させて頂けて、それはもう大興奮で、大変喜んでいました。鉄道模型部や鉄研の優しいお兄さん達に電車のことを質問したり、好きな電車を聞いたり、いろいろ貴重な体験をさせて頂いて、本人の中で岩倉高校が夢から目標に変わったようです。貴重な機会を頂きありがとうございました。
  • 今年も生徒たちの真摯な態度に感銘を受けてきました。また(講演してくださった)大日方先生のお話もとても参考になりました。鉄道だけではなく多岐にわたり卒業生が活躍している様子が良くわかりました。
  • 生徒のみなさんは目を輝かせて丁寧に説明いただき、本当に感心しました。日々の生活で当たり前のように鉄道が運行している裏には、安心安全に沢山の方々が関わり大変なお仕事だと思います。岩倉高校の生徒さんは幼い頃から鉄道が大好きで入学され、そうした明確な目標があるからこそ毎日こうして頑張れるのだと思います。3Fでのカフェテラスでの講演「鉄道員としての生き方」や地震の時の防災のお話、中庭での吹奏楽部等どれも素晴らしかったです。

 岩倉高校は多くのマスコミからも注目される有名な高校です。ぜひ幼い頃からの夢を実現され、将来鉄道に関わるお仕事につき活躍されることを陰ながら応援していきたいと思います。

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