No.11 みんなが楽しめた体育祭2023/6/29
【校長からの発信】
No.11 みんなが楽しめた体育祭
2023年6月29日 校長 森田 勉
6月27日(火)、綾瀬の東京武道館で、体育祭が行われました。今年の体育祭は、4年ぶりに保護者の皆様を観客席にお迎えして開催することができました。コロナ禍の3年間、私たちはいろいろな制約のもと活動してきましたが、それを経験したことによって、コロナ以前の光景が当たり前のことではなく、かけがえのないものであったことを学ぶことができました。まさにその有り難さと喜びを感じながらの体育祭となりました。そして400人を超える保護者の皆様の温かい応援が、生徒たちを力強く後押しし、素晴らしい体育祭になりました。この場を借りて感謝申し上げます。どうも有り難うございました。
大会前の先週21日に実行委員長をはじめ8人の実行委員生徒が校長室を訪ねてきてくれて、その意気込みを語ってくれました。今年の体育祭のテーマはカタカナで「サイコー」であり、このサイコーには三つの意味がありました。一つ目は「復興」つまり再び盛んになること。二つ目は、「催行」で催し行うことで文字通り行事を実施すること。三つめは、イメージ通りの「最高」、すなわち気分が最高だの最高です。なるほどと思うなかなかユニークなテーマでした。そしてこのテーマのもとに、みんなが楽しめる―それは選手ばかりでなく、見ている保護者の皆様、そして支えてくれる教職員のみなさんもひっくるめて楽しめるという意味の楽しめる―体育祭にしたいということでした。多少の失敗はみんなでリカバリーして乗り越えて、行事を成功させたいということでした。まさに岩倉スピリットを感じましたし、頼もしくも感じました。
体育祭は競技の舞台であり、交流の場でもあります。勝利は一つの目標ですが、それを目指して努力を惜しまず全力を尽くすこと、それと同時に競争相手や仲間をリスペクトする心を忘れずに、互いを励まし、協力し合うことが大切です。そうした姿勢が随所に見られ、清々しさを感じさせる、まさに「楽しめる」体育祭となりました。
以下に、当日の競技種目の様子を載せておきましたので、少しでもその雰囲気を味わっていただければ幸いです。
【大縄跳び】 3年生に一日の長あり。クラスで息を一つに。
【台風の目】 なかなか難しい。大外を回る生徒、置いていかれないように。
【障害物競走】 最後に動から静あり。コントロールが難しい。
【部活対抗リレー】女子は陸上部がダントツ。男子は野球部やサッカー部も速かった。
【全体応援】会場一帯となっての体育祭ならではの盛り上がり。
【玉入れ】懐かしさを感じる競技。小学生のときにやったことを思い出す。
【綱引き】見ているこちらが全身痛くなるような力いっぱいの引っ張り合い。
【アラジンリレー】四角形の布にバランスボールを乗せて運ぶ、まさに“魔法の絨毯”(笑)。
【団対抗リレー】やっぱり締めは体育祭の“花形”、リレー競技。掛け値なしに「良かった」。
体育祭は、生徒実行委員会主催の学校の一大イベントです。これをやり遂げた生徒のみなさんの能力は、本当に大きいものがあると実感しました。そして感動しました。
今日の体育祭を通して生徒のみなさんは大きく成長できたと確信しています。勝利を目指して努力を惜しまず全力を尽くしたこと、仲間との絆を深めたこと、そして楽しんだことなどいろいろ得るものがあったと思います。この素晴らしい体育祭での経験が、みなさんの成長と自信に繋がることを願っています。
最後に、体育祭当日まで企画、準備、運営してくれた実行委員会をはじめ各クラブ、各委員会の生徒のみなさん、ならびにご指導いただいた教職員のみなさんに労いと感謝の意を表しておきます。本当にお疲れ様でした。そしてどうも有り難うございました。