No.20 第1回学校説明会ご挨拶2023/9/4
【校長からの発信】
No.20 第1回学校説明会ご挨拶
2023年9月4日 校長 森田 勉
一昨日も暑い日でした。午後2時30分から、第1回学校説明会が開かれました。200組を越える中学生とその保護者の皆様が来校し、熱心に説明を聞いていらっしゃいました。写真は、学校説明会(全体会)と個別相談会の様子です。以下に、説明会冒頭の「校長挨拶」を載せておきますのでご覧ください。
・・・・・・・・・・・・ご挨拶・・・・・・・・・・・・・
みなさん、こんにちは。本日は貴重な土曜日の午後、本校学校説明会にお越しいただきまして、誠にありがとうございます。私は岩倉高等学校校長の森田勉です。どうぞよろしくお願いいたします。
今年の夏は本当に酷暑ともいえるほど暑い日が続いていますが、みなさん、体調は大丈夫ですか? 受験生のみなさんには、この夏休みは猛暑の中での受験勉強、さぞかし大変であったと思います。しかし季節は確実に移ろいを見せています。今朝4時ごろ起きて星空を眺めましたら(私は星空案内人なのでよく空を眺めるのです)、もう冬の星座であるオリオン座や冬の大三角が見事に輝いていました。天頂付近には木星も輝いていました。木星は幸せを呼ぶ星と言われていますので、きっとみなさんにも良いことがあります。もうすぐ、涼風が吹く季節がやってきます。読書の秋、文化の秋、スポーツの秋という、みなさんをさらに成長させる季節がやってきます。継続して頑張ってほしいと思っています。
スポーツといえば、この夏の甲子園に向けての東京都大会で、本校野球部が準決勝まで進みました。惜しくも甲子園には行けませんでしたが、神宮球場での校歌を歌う感動を経験することができました。みなさんにも、高校に入って、そうしたワクワクドキドキするような体験をたくさんしてもらいたいなと思っています。
さて、本校ですが、今年で創立126年目を迎える伝統ある私立高校で、一人ひとりの個性を大切にし、それをしっかりとサポートし、温かくて人間的な雰囲気に満ち溢れている学校ということができます。生徒たちも、その雰囲気の中で様々な経験をして大きく成長して、毎日楽しく通ってきてくれています。今日は、どうぞそうした生徒の様子を、動画を通して、あるいは直に見ていただき、感じ取っていただければよいかと思います。
ところで、本校の名前にもなっている岩倉具視は、150年ほど前に、岩倉使節団を率いて欧米諸国を訪問しています。そして、イギリスでクライストホスピタル校というパブリックスクールを訪ねていることがわかりました。そこで来月、その学校を訪ねて新たな国際交流の道を開拓してこようと思っています。150年前、岩倉具視は、日本の交通インフラの整備の重要性を唱えたことはもちろんですが、日本の将来の人材育成の必要性を強く感じていました。すなわち、未来社会を変えうる人材の育成に強い関心を抱いていました。その強い思いを受けて、それを建学の精神として、DNAとして、そして岩倉スピリットとして、伝統的に受け継いできているともいえるわけです。
これからの社会は混とんとして先行き不透明であると言われています。そういう時代においても、みなさんはたくましくそして楽しく生きていくことが求められています。そこで今、私たちの学校は、「仲間とともに主体的に学ぶ、考える、創造する、そして行動する」ことを教育目標としています。この目標達成のために「開かれた学校」を教育方針として掲げています。学校は未来の、みなさんのような若い人たちに開かれています。みなさんのもっている無限とも思われる新しい可能性を通して、学校は、ひいては社会は発展していくものと私は信じています。どうぞ本校に進学してもらい、仲間とともにわいわいがやがやと楽しくやりながらたくさんのことを経験して、自分に秘められた無限の可能性を引き出しみてはいかがでしょうか。みなさんのご入学を心からお待ちしています。
最後に、一言、「Be A Rising Star !」 いつでも希望の持てる人に、そしていつでも人に希望を与えられる人に大きく成長してほしいと願っています。本日は有意義なひとときをお過ごしください。ご清聴ありがとうございました。