No.8 男子バレーボール部インターハイ東京都予選5回戦2024/6/17
【校長からの発信】
No.8 男子バレーボール部インターハイ東京都予選5回戦
2024年6月17日 校長 森田 勉
昨日6月16日(日)に安田学園の体育館で行われた、男子バレーボール部インターハイ東京都予選5回戦の対関東一高戦を応援に出かけてきました。体育館のギャラリーには手すりを崩さんばかりの大勢が応援に駆けつけていました。まずはその熱気に圧倒されてしまいました。私も岩倉高校の「夢への挑戦」という横断幕のところで応援しました。
かれこれ50年以上も前の1972年のミュンヘンオリンピックで、日本男子チームが見事金メダルを取りました。そのころ高校生だった私もバレーボールが大好きでした。何せ、当時「ミスターバレーボール」と言われていた選手は私と同じ名字でしたから(笑)。学校の部活はサッカー部に所属していていましたが、地元のバレーボールチームにも参加していて、エースを務めていました(今ではその面影はまったくありませんが)。サッカー部ではゴールキーパーでしたのジャンプ力には自信がありましたが、バレーボールのトレーニングを終えると背中の筋肉がつるほどの痛みを覚えるぐらいでしたから、その競技の大変さは身をもって体験しています。
岩倉高校の選手たちは、目標の東京都ベスト8に向けて頑張っていました。選手たちの躍動感やボールのスピード感には目を見張るものがありました。相手の強打を見事なトスにつなげるレシーブ、スパイクを跳ね返す息の合った3人ブロック、そして、仲間が上げたトスを打ち込むスパイクと、いまでも脳裏に焼き付いています。試合は熱戦むなしく、残念ながら負けてしましました。それでも、東京都ベスト32の成績は立派だと思います。
今朝、3年生のバレーボール部員たちが校長室を訪ねてきてくれました。3年生には「お疲れさま」という労いの言葉をかけ、「目標を達成しようとして取り組んできたことは決して無駄にはならず、貴重な経験だったはず。今後の進路を切り拓くうえでも自信をもってパワーを発揮していってほしい。勝敗は紙一重の差であったと思います。悔しさは後輩たちに託して、たまには面倒も見に来てほしい」と伝えました。
彼らに、以下の歌詞を捧げたいと思います。1972年当時、毎日曜日にTBSテレビで放映されていた『アニメドキュメント ミュンヘンへの道』の主題歌の歌詞です。
何かで燃やすのが 若いいのち
何かに賭けるのが 一度の青春さ
コートの中には 涙もあるけど
それは胸にしみこむ 熱い涙
おぼえておくがいいよ 一途に燃えた日々
おぼえておくがいいよ 二度とない日を
火のようなスパイクに からだをぶつけ
とびちる汗にさえ 生きてる輝きが