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No.16 9月下旬のトピックス(その2)
2024/9/23

【校長からの発信】
No.16   9月下旬のトピックス(その2)


2024年9月23日 校長 森田 勉

 

 本日9時30分より、校長室にてスカラシッププログラムに参加した3名の生徒による報告会が行われました。3年後の創立130周年記念事業の一環で、昨年秋に、150年前の岩倉使節団の足跡をたどりイギリスのロンドンに行きました。その際、郊外にあるMill Hill Schoolという素晴らしいボーディングスクールを訪問し、早速今夏よりこの学校で「スカラシッププログラム」と称して2週間の短期留学が実現しました。

 報告会は、2A白井さん、2B久真瑠君と神保君の3名と、浅井理事長、深町副校長、吉澤教頭、北原国際交流センター長、そして私の8人が出席して行われました。

 初めにそれぞれの体験を2人の男子生徒は動画で、女子生徒は自主編集の『留学日記風雑誌』で紹介してくれました。3人とも感謝の言葉から始めてくれたことが印象的でした。それから出席者全員による座談会形式で進みました。その中で出てきたキーワードを以下に記しておきます。

(以下最初の紹介発表順)

久真瑠君

  • 日本の授業と英国での授業の違いを強く感じた。前者は個人個人の活動に、後者はグループでの活動に重きを置いているように思った。
  • 英語に対する抵抗感がなくなった。
  • 将来はパイロットになりと思っているが、海外で活躍したい気持ちが強くなった。今回の留学体験で多くの刺激が得られたように、自分にはそうした日本では得られない刺激が成長のために必要であると思っている。

神保君

  • 今まで染みついた常識は海外では必ずしもそうではないことを知った。
  • 英語力(リスニング)が上達したことと、まだまだ不足しているところに気づきがあった。
  • 「とりあえずやってみる」という心が確立した。

白井さん

  • 人種で人を見ないこと、その人自身を見ることの大切さを学んだ。
  • 人との接し方、とくに自信をもって自分が主張したり行動したりするように、自分が変化しないとだめだと感じた。
  • 英語を楽しく学ぶように工夫するようになっている。

 

 3人とも、今回のプログラムを通して貴重な体験ができたことが見て取れました。最後に、私から、「最初は不安であったと思う。それを乗り越えて得られたものは何だろうか?」という問い掛けに対して、久真瑠君は「友情であり、自信」と簡潔明瞭に、神保君は、「不安はつきものであり、その不安を上回る努力、支え、絆がカバーしてくれると思っている」と、そして白井さんは「不安だから、それを振り払えるように小さな成功体験を積み重ねて大きな自信につながるものだと思う」と答えてくれました。

 とても有意義な報告会でした。3人のさらなる成長を願うとともに、来年以降のプログラムに、また新たな生徒のみなさんが積極的に参加してほしいと思いました。

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