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No.27 亜細亜大学との教育連携協定締結
2024/12/23

【校長からの発信】
No.27  亜細亜大学との教育連携協定締結


2024年12月23日 校長 森田 勉

 

 12月17日(月)に亜細亜大学キャンパスにて同大学との教育連携協定を結びました。9月の日本工学院・東京工科大学との連携協定に続き、今年度2校目となります。未来進化型の学校を目指すには、学校が「開かれて」いることが重要だと考えています。こうした連携を通じて、生徒のみなさんが、大学が開講するいろいろな講座を受講することや、出前授業やキャンパス見学などを通して進路を考える上で多くの刺激を受け、そしてキャリア意識構築に役立てることが可能となっていくでしょう。これからの展開が楽しみです。

 今回は、協定締結式に同席した深町副校長のレポートを掲載致します。深町先生ご自身の経験談も語られています。ぜひご覧下さい。

左から 伊藤副学長 永綱学長 私 深町副校長

~~深町副校長レポート~~

 2024年12月17日(火)、岩倉高等学校と亜細亜大学は、東京都武蔵野市にある亜細亜大学武蔵野キャンパスにおいて、高大連携に関する協定を締結しました。

 この協定の目的は、高校と大学が相互に教育内容や求める学生像を共有し、生徒の視野を広げるとともに、進路意識や学習意欲を高めることです。また、高校教育・大学教育の活性化を図ることで、次世代を担う人材の育成に寄与することを目指しています。

 また、2024年4月より亜細亜大学国際関係学部の特任教授である松村純子氏をお迎えし、岩倉高等学校のスポーツクラスの生徒を対象に「総合探究」の指導をいただいております。松村教授の指導は、生徒たちにとって学びの視野を広げ、新たな視点で物事を考える貴重な機会となっています。生徒たちはスポーツを通じて得た経験や知見を、社会での実践につなげる力を養っています。

 ここで私自身の体験を少しお話しさせていただきます。大学に入学してから、小学3年生の頃から夢中になっていたサッカーを辞め、スキーやキャンプといった野外活動に取り組むようになりました。しかし、何か大切なものを失ったような空虚感を抱えながらの学生生活を送っていました。

 約35年前のある日、新聞で“北京アジア大会正式種目『セパ・タクロー』競技人口500名”という記事を目にしました。当時は「セパ・タクローって何だろう⁉ 吉田拓郎(笑)?」などと冗談めかして受け流していましたが、数日後にはその記事が妙に心に引っかかり始めました。

 調べてみると、“セパ”はマレー語で“蹴る”を意味し、“タクロー”はタイ語で“ボール”を指す言葉。つまり、足で行うバレーボールのような競技だとわかりました。この新しい挑戦に心が躍り、「セパ・タクローを始めたい! そして日本一を目指したい!」という気持ちが芽生えたのです。当時、亜細亜大学の学生が中心となって活動していると知り、勇気を出して大学の門を叩きました。その瞬間の高揚感は今でも鮮明に覚えています。

 それ以来、毎日のように体育館に通い、~アクロバティックな動きで放たれる時速100kmを超えるアタックを頭や足でレシーブする~そんなスリリングなプレーに心を奪われました。仲間とともに夢中になって籐球(現在はプラスチック製)を蹴り続けた日々は、私の人生においてかけがえのない経験となりました。

 2024年12月、私の人生に深く関わるこの亜細亜大学が、岩倉高等学校との間で教育の未来を切り開くための協定を締結しました。この協定は、岩倉高校のSCHOOL MISSIONおよびGRADUATION POLICYに基づき、生徒たちに新しい視点を与え、挑戦する心を育む重要な取り組みです。

 私自身が大学で得たような貴重な経験が、この協定を通じて多くの生徒に届けられることを心から願っています。岩倉高校と亜細亜大学の連携が、未来を担う若者たちに無限の可能性を提供し、より良い社会を築く力となることを確信しています。

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