No.30 第3学期始業式 校長式辞(骨子)2025/1/8
【校長からの発信】
No.30 第3学期始業式 校長式辞(骨子)
2025年1月8日 校長 森田 勉
みなさん、おはようございます。そして、新年明けましておめでとうございます。いよいよ令和7年(2025年)が幕を明けました。今年もよろしくお願いします。さて、本日ここに第3学期始業式を迎えました。3年生は教室での参加になりますが、全学年が参加する式としては今日が今年度最後になります。
昨年末は寒い日が続きましたが、元旦は好天に恵まれ、今年1年が充実したものとなることを予感させる清々しい新春の朝となりました。みなさんの中にも新たな決意を抱いた人が多々いることでしょう。
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1、今年は、巳年(へびどし)ですが、本来の干支でいうと乙巳(きのとみ)の年と言います。この年は、新しい変化やアイデアが生まれ、成長が加速する年になる可能性が高いということです。生徒のみなさんも、そして教育改革に乗り出した学校も、固定観念にとらわれず、しなやかに変化を受け入れることで、大きな成長につながる年としていきましょう。
2、一年の計は元旦にあり
この言葉は計画や準備の重要性を強調しています。良いスタートを切ることが、その後の結果に大きな影響を与えるという教訓でもあります。
これまでの積み重ねが価値あるものとなるためにも、これからの最初の一歩が成功の鍵を握ります。その意味で、しっかりと目標を立て、計画的に実践して、達成感を蓄積していきましょう。
3、成功の要因は何か
今、「成功の鍵を握る」という表現を使いました。それでは成功の要因は何でしょうか。“人生の成功者”と言われている多くの人たちがその要因としてあげるのが、(意外にも)「偶然の出来事」だというのです。これをそのまま受けとめると、「やっぱり、人生の成功者は運が強い」と短絡的に理解しがちです。しかし、もう少し深く見つめるならば、その運の強さの奥に、その成功者たちが持っている重要な資質があることに気づきます。
それは、絶えず「その運を拾う準備ができている」「不断の努力を積み重ねている」ということなのです。ある課題を解決するのに、問題意識を持っていない人が運だけで解決につなげたり成功したりすることは、ほとんどないのです。
4、努力は報われる
「努力は報われる」という言葉があります。これについても少し深く考えてみましょう。
「努力は報われる」という言葉には、希望や励ましの意味が込められているので、多くの人々にとって、これはモチベーションを高める言葉です。しかし、この言葉が「努力をすれば必ず成功する」という意味で使われると、現実の複雑さを無視してしまうことがあります。
努力が報われる面
➀スキルや知識が向上し、目標達成の可能性が高まります。
➁努力する姿勢は周囲に伝わり、信頼や協力を得るきっかけとなることがあります。
➂努力の過程そのものが、自己成長につながります。たとえ目標が達成できなくても、新たな道を切り拓く力となります。
努力しないで成功するケースもまれにありますが、しかし、再現性が非常に低いのです。努力の価値は成功そのものだけでなく、その過程にあるとも言える。そしてそのプロセスを通して得た経験はほかのことにも活用できる(再現性が高い)のです。まとめて言えば、やっぱり「努力は報われる」のです。
5、最後に、マザー・テレサ*の言葉をプレゼント
思考に気をつけなさい、それはいつか言葉になるから。
言葉に気をつけなさい、それはいつか行動になるから。
行動に気をつけなさい、それはいつか習慣になるから。
習慣に気をつけなさい、それはいつか性格になるから。
性格に気をつけなさい、それはいつか運命になるから。
これらの言葉は「自分への戒め」と受け止めることができます。しかし、プラス思考で捉えなおしてみましょう。すると、思考を変えれば言葉が変わり、言葉を変えれば行動が変わり、行動が変われば、、、。やがては運命を変えることができます。
努力を惜しまず、目標達成に粘り強く前進していきましょう。そして大きく成長できる、素晴らしい新年となることを願っています。
- マザー・テレサ…1910~1997。修道女。貧困や病に苦しむ人々の救済に生涯をささげ、ノーベル平和賞を受賞した。人道援助の活動家として象徴的な存在だった。
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