No.32 3A田中綾乃さんが「文部科学大臣賞」を受賞2025/2/6
【校長からの発信】
No.32 3A田中綾乃さんが「文部科学大臣賞」を受賞
2025年2月6日 校長 森田 勉
みなさんは、日本郵便主催の「手紙作文コンクール」が毎年開催されていることをご存知でしょうか? このコンクールは、手紙文化の振興を図るとともに、文章表現によるコミュニケーションを通じて豊かな心を育むことを主な目的としています。今年で第57回目を迎えました。その「絵手紙部門」で3年A組の田中綾乃さんが「文部科学大臣賞」を受賞しました。この部門に応募した高校生3,172名の中で最高位(1名のみ)を受賞したのです。素晴らしいですね。
応募のきっかけとなったのが、国語科の田中聡一教諭が担当する国語演習の授業でした。田中教諭によると、国語演習は、生徒一人一人の国語学習の積み重ねを、創作活動を通して表現する授業だそうです。普遍的な国語力としての文章読解力や語彙力などを土台にして、「0から1を生み出す」ような創造力を涵養することを目標にしており、その一環として、今回の日本郵便主催の「手紙作文コンクール」を取り上げて、3年生の多くの生徒が、精力的に取り組んでくれたということです。
田中さんの絵手紙には、写真からも読み取れるように、隣の同級生に対して「努力する姿、いつも隣で見てきたよ。夢に向かって頑張れ! 応援している!」という思いやりある言葉が添えられていて、とても素敵に描かれています。ここで載せているものは白黒ですが本物はカラーだそうです。日本郵便株式会社 Web サイト内の手紙作文コンクールのページ(https://www.post.japanpost.jp/culture/contest/result.html)でまもなく公開されますので、楽しみにしてください。田中さんのクラスメイトへの温かい思いが通じたのでしょう。卒業前の受賞で良い思い出になることでしょう。みなさんと一緒に喜びたいと思います。
最後に、田中さん本人のコメントを載せておきますのでご覧ください。
今回この絵手紙を描こうと思い立ったのは、岩倉高等学校で共に3年間を過ごしてきた親友の姿を描きたいと感じたことがきっかけでした。題材とした彼女はいつも努力家であり、その姿を表現したいという思いからこの作品を描かせていただきました。
そんな彼女の姿を描いた作品が文部科学大臣賞に選ばれるとは考えてもいなかったので、担任の先生に告げられた時は嬉しいと同時にとても驚いたことを覚えています。
私自身幼い頃から絵を描くのが好きだったこともあり、高校生活の最後にこのような賞を受賞でき大変光栄です。この感動を忘れずに、絵だけでなく勉学にも励み成果を結びたいと思いました。