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No.7   女子サッカー部単独チームで初勝利
2025/6/6

【校長からの発信】
No.7   女子サッカー部単独チームで初勝利


2025年6月6日 校長 森田 勉

 

 6月1日(日)、おめでたいニュースが飛び込んできました。岩倉高校の女子サッカー部が、初めて本校の生徒だけで単独チームを結成して試合に臨み、快勝したとの報でした。

 昨年3月10日に西東京の人工芝グラウンドのこけら落としをしました。そのときのイベントは、「岩倉杯」と称して女子サッカーの普及を目的とした、計8チームの女子中学生たちによるサッカー大会でした。しかし、その発信元である本校の女子サッカー部は、これまで人数が集まらず、他校との合同チームでの公式戦出場を余儀なくされてきました。しかし、この日初めて、岩倉生だけでチームを組むことができたのです。ただし、ラクロス部からの5人の助っ人が加わっていますが(苦笑)、それでも大きな一歩を踏み出すことができたと言えるでしょう。私も大変嬉しく思っています。以下に、顧問の小林寿亘教諭の「観戦記」と1年生部員の小林さんの「感想」を載せておきますので、その喜びを共有してください。

【観戦記】 女子サッカー部 単独チームでのリーグ戦初陣!堂々の白星発進

 岩倉高校女子サッカー部は、2021年に創部されました。2022年に初めて合同チームとしてフットサルリーグに出場しました。2023年に高体連に加盟し総体予選、選手権予選、リーグ戦に他校との合同チームとして出場しました。他校との練習の機会も限られ、決して容易な環境ではありませんでしたがリーグ戦では2023年は3部リーグ優勝、2024年は3部リーグ第3位といった素晴らしい成績を収めてまいりました。しかし、合同チームという形態のため、2部リーグへの昇格という目標は果たすことができませんでした。

 そして今年度、女子ラクロス部の協力を得て、ついに「岩倉高校単独チーム」としてリーグ戦に出場することが実現いたしました。これは部として長年の念願であり、記念すべき大きな一歩となりました。

 迎えた初戦は、6月1日(日)、都立若葉総合高等学校を会場に、都立国際高等学校との対戦となりました。試合開始直後、バックパスによるファウルから相手にペナルティエリア付近での間接フリーキックを与えてしまい、いきなり失点の危機を迎えました。しかし、選手全員が粘り強く守り、得点を許すことなく切り抜けました。

 その直後の前半10分、高校からサッカーを始めた1年生のワントップの選手が、持ち前の俊足を活かして相手ディフェンスを振り切り、見事な先制ゴールを決めました。これで勢いに乗ったチームは、その後も積極的な攻撃を展開し、前半を4-0で折り返しました。

 後半も、お互いに声を掛け合いながらチーム全体で果敢にプレーし、ピンチの場面も全員でしっかりと守り切りました。結果は6-0。岩倉高校としてのデビュー戦を、これ以上ない形で締めくくることができました。特にキャプテンはこの試合で5得点を挙げる大活躍を見せ、チームを力強く牽引してくれました。

 試合中、選手一人ひとりが声を出し、積極的にボールや相手に向かっていく姿勢が随所に見られ、試合の流れを序盤から自分たちのものにすることができたことも、勝利の要因の一つです。

 次戦は、ホームグラウンドである西東京グラウンドでの開催となります。個々のスキルアップはもちろん、チームとしての連携にもさらに磨きをかけて臨んでまいります。

 強化指定部として、サッカーだけでなく、学業や日常生活においても岩倉高校の代表にふさわしい姿を目指し、内山監督とともに指導を続けてまいります。引き続き、温かいご声援をよろしくお願いいたします。

【選手の感想】

 今年の女子サッカー部は、インターハイには合同チームとして出場しましたが、リーグ戦には女子ラクロス部と合同で岩倉高校単独で出場しました。サッカー経験者が少ない中、チームが一つになって一生懸命走り続けた結果、初戦で勝利を掴み取ることができました。

 私自身は思い通りのプレーをあまりすることができませんでしたが、今回の試合でうまくいかなかった悔しさをバネに、普段の練習からより真剣に取り組み、次の試合に活かしたいと思います。

 これからもチーム一丸となって、今季のリーグ戦に積極的に取り組んでいきたいと思います。

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