No.19 夏合宿を終えて(3クラブの生徒の感想)2025/9/6
【校長からの発信】
No.19 夏合宿を終えて(3クラブの生徒の感想)
2025年9月6日 校長 森田 勉
今年も酷暑とも言える暑い夏でした。夏休み、多くの人が涼を求めてさまざまな場所に出かけているさなか、クラブの合宿に参加し、それぞれの目標に向かって熱い青春の一ページを刻んだ人も多かったことと思います。私自身は男子サッカー部、バドミントン部、そして女子バレーボール部の三つの合宿を見て回りました。酷暑、猛暑の中、汗を流しながら真剣に取り組む姿に、みなさんの「本気」を強く感じました。今回は、その生徒のみなさんが夏合宿を終えて記した感想を掲載します。
感想を読むと、(始業式でもお話したことですが)仲間と声をかけ合いながら最後までやり遂げ、自分の精神的な限界を超えられた人、ひたすら基礎練習を繰り返す中で、自分に足りないものが見えた人、そしてまた、仲間と一緒に過ごす時間が増えたことで、チームの絆の深まりも実感できた人など、多くの好ましい経験を積めたことが読み取れます。こうした経験を礎に、それぞれのクラブ活動、そして学校生活全体に活かしてほしいと思います。
どうぞご覧ください。
【男子サッカー部】
★ 私は今回菅平ユースカップに参加し、この合宿を通して多くの経験をし、人として成長することができました。
初めてキャプテンという立場を任され、初日は何をすべきか分からず、何もせずに終わってしまいました。その悔しさから2日目もやらせてもらい、初日の反省をいかし自分が思ったことを積極的に仲間に伝えることをやりました。そして、みんなのサポートを受けながら自分なりのキャプテン像を見つけることができました。また毎夕食後のミーティングでは、キャプテンとして積極的に発言をすることで、特定の人が発言することが多かった、1、2日目に比べて、3、4日目はみんなが自発的に考えを発信し、課題解決に取り組み、仲間と共に良いチームを作り上げていくことができました。
この合宿でみんなが「変化し主体的に関わり仲間と協力」して成長することができ、個人では成し遂げられないことでも仲間となら成し遂げられることを改めて学びました。この経験をこれからの学校生活や日常生活などに繋げていきたいと思います。

★ 金沢遠征を通しチームとして多くの経験をし、大きな成長をすることができました。
1日目はそれぞれが思うようなプレーができずあまりいい結果ではありませんでした。夜行われたミーティングで、文句や反省より次の日どうするかを選手同士で主体的に話し合いました。好きなサッカーを「楽しむ」ということをテーマに決め、明るい雰囲気でプレーすることをみんなで徹底することで、2日目以降の結果にも繋がっていきました。
遠征を通して選手一人一人が言われてから行動するのではなく自分で考えて行動し、周りを巻き込む力を身につけることができました。
また、普段の西東京グラウンドとは違い金沢はとても遠い場所にも関わらず多くの保護者の方が応援に来てくれ、「多くの方々に支えられている」ということを改めて実感し、個人の責任感が高まるとともに、チームとしての意識レベルもかなり上がったように感じました。今回の遠征では、サッカーの技術面だけではなく人としても大きく成長できたので、9月7日から始まる高校サッカー選手権大会東京都地区予選では、存分に力を発揮し、チームの目標である東京都ベスト4を達成するためにサッカーを楽しみたいと思います。
【バドミントン部】
★ この合宿では、自分で立てた目標を達成することができず、悔しい思いをしました。高校からバドミントンを始めた私は、まだ技術も体力も周りと比べて足りない部分が多く、思うようにプレーできない場面がたくさんありました。今回の合宿では、4日間ずっとクリアの練習に取り組みました。何度も繰り返し練習しましたが、思うようにシャトルが飛ばず、最後までうまくできるようになりませんでした。しかし、1つ1つの練習の意味を考え、1球1球のシャトルを大切に打つことができました。技術的な成果はまだ出ていませんが、諦めない気持ちが自分の中で育ったと思いました。
今回の合宿では、普段の学校生活とは全く違う環境で、集団生活の大切さを改めて実感しました。特に、時間を守って行動することや、仲間と協力して生活をすることの大切さを身をもって感じました。また、他人任せにせず、準備や片付けなどを自ら行うことができましたが、声を出すことができませんでした。合宿中に先生やOBの方々に部全体の活気がないと言われてしまいました。活気があると言うことはただ元気なだけではなく、お互いに声を掛け合い、ミスしても励まし合って、前向きな雰囲気で練習できることだと思います。1人1人の声や行動が大切だと学んだので自分から積極的に声を出したり、周りに声をかけたりして部全体に良い空気を作っていける存在になりたいです。この合宿を通して、自分の課題点を見つけることができたので、それを改善できるように友達や先輩からアドバイスをもらったり、仲間のために自ら行動することを心がけたりしながら練習に励みたいです。部活だけでなく日常生活でも周りの人との関わりを大切にしながら、成長していきたいと思います。

★ 私が合宿に行った感想は慣れない環境で疲れましたが、他の人が「ファイト!」などの声がけをしてくれていたので最後の最後まで休むことなくしっかり全力で頑張れました。しかし私も1日目の時に声出しをしたんですけど声が小さかったので全然響かず、みんなのモチベーションを少しでも上げることができなかったのが悔しかったので、これから声出しする時はしっかりと大きな声を出していきたいなと思いました。
2日目からは本格的にO Bの方たちが合宿に合流されて、ノックとかの時に色々とアドバイスをしてくれたので、そのアドバイスを意識して練習に取り組むことができました。ショットの感想では、最初は全然飛ばなかったクリアもまだ完璧ではないけどだんだん遠くまで飛ぶようになってきたので、そこは嬉しかったです。ですが、まだ課題点のほうが多いので、その課題点を少しずつ減らしていくためにも上手い人の動きを見たりして真似していこうと思います。
★ 初めての合宿で、1日目はとにかく環境になれるのが難しかったです。当然ではありますが普段の練習よりもきつく、練習時間も長いのでとても体力が必要でした。自分が予想してたよりも疲労もすごく、少し準備不足だったと終わってから思います。ただ、沢山のOBの人にアドバイスを貰うことが出来て、とても良かったです。
また、宿泊所では自分はマナーを少し学ぶことも出来ました。また、自分は運輸科で、OBの人で運輸科の出身の人もいたので今からでもできることや就職などのことについても少しですが伺うことが出来ました。合宿全体通して、人としても少し成長することが出来て、またバドミントンの技術も合宿前より成長することが出来ました。しかし合宿で出た課題がまだまだ残っているので、これからの練習で取り組んでいきたいです。
★ 自分自身、合宿に行くのは初めてで1日目は普段やっている環境とは全然違い、環境になれるのがきつく、自分の体力不足を感じました。2日目からは1日練が始まり、バドミントンの技術を上げるために、なにをすればいいのかを考えながら取り組みました。練習をやっている中で、OBの方からアドバイスをもらい、自分の足りないところに気づきました。また練習の時に応援などの声を出したり、周りの人と支えあったりしていくことをこれからも続けようと思いました。また宿舎の中では自分のマナーや生活態度について少し見直すことができました。お世話になった方に挨拶や感謝を伝えることをこれからも欠かすことがないようにしていきます。
合宿を通して、バドミントンの技術やマナーなど高めることができ、周りの人と協力しながら練習をすることができましたが、合宿の時にもらったアドバイスなど、まだできていないことがあるので、これからの練習でできるようにし、そのために目標をつくりそれを達成できる練習をしていこうと思いました。
★ 今回の合宿では、時間の大切さや全員で士気をあげる事の大切さを学びました。
練習面できついと感じる時もありましたが、周りの仲間の声出しなどで粘り強く頑張る事ができた時もありました。また、普段なかなか話す機会のないOBの方にもアドバイスをもらい、たくさんの自分自身の課題に気がつくことができて、とても有意義な時間を過ごすことができました。これからの学校生活でも合宿での経験を活かして前向きに頑張っていきたいと思います。
★ 1年生の頃の合宿と比べて、2年生の合宿では、よりバドミントンに打ち込むことができ、学びも多くありました。今まで声をかけられなかったOBの方々にもアドバイスをもらい、合宿中に直して、新しいことに挑戦することがとても楽しかったです。これからの練習でも、合宿で学んだことを何度も見返して、今後の成長に活かせるようにがんばります。
★ 今回の合宿では、予期せぬトラブルが起こる場面もありましたが、仲間と協力し合い、最後までやりきることができました。OBの方や校長先生をはじめ、多くの方々のご協力をいただいたおかげで、充実した合宿となりました。普段の練習ではできない、合宿ならではのメニューに取り組めたことも、大きな経験となりました。
また、ミーティングではOBや先生方から厳しいご指導をいただき、これまで自分が意識できていなかった点を客観的に見直す良い機会となりました。
最終日には日光東照宮を訪れ、初めての経験ということもあり、部活の仲間と行けたことがとても良い思い出になりました。
これからも部全体として改善すべき点や変えていかなければならないことは多くあります。今回の経験を活かし、自分自身の意識をさらに高めるとともに、部全体としてもより高みを目指していきたいと思います。
★ 練習面では、いつもとは違う環境で様々な練習をすることが出来て、自分達の技術面でも精神面でも成長することが出来たなと感じました。宿泊先の方では食事も生活面でも整っており良かったです。充実した3泊4日を過ごすことが出来ました。
★ 今回の合宿では、去年の合宿より、よりよい経験を積むことができました。1日目はシャトルを打たず、バドミントンに繋がるステップ、フィジカル等の強化をしました。この日が一番疲れました。2、3日目はOBの方々に様々な事を教えていただき、それを吸収しました。4日目は3時間という短い時間の中で今までやってきたものを試すため、OBの方々とゲーム練習をしました。結果1勝5敗で、まだまだ改善点はありますが、OBの方々からプレーに対する驚きの声や、お褒めの言葉をいただき、とても嬉しかったです。
このように、全体を通してとても満足感の高い合宿でした。
【女子バレーボール部】

★ 初めての部活動合宿でワクワクしながら体育館に入りましたが、練習がきつく正直帰りたいと思う時もありました。けれど励まし合い乗り越える中で、上下関係なく仲が深まり、心が一つになりました。この絆を武器に大会に挑みたいです。
★ 私は、高校からバレーボールを初めて、1日でこんなにボールをずっと触っていたのが初めてだったし、つらい練習もあったけど、自分を追い込むことができて良い経験ができました。合宿を通して、バレーボールの楽しさと、チームプレーの大切さや大変さを知ることができました。
★ 大変だったけど、前までなんとなくこなしていた練習の目的や試合のどの場面で使うための練習なのかを教わり、どのようなイメージを持ってその練習に取り組めば良いのかを再度確認できたので、とても自分のためになった有意義な時間でした。合宿が終わってからも、ひとつひとつの練習で目的と試合のどの場面で使うのかをイメージして頑張っていきます。
★ 今回の合宿は、やったことないフライングを練習したり100本スパイクを打つ・ツーメンで100本先生に返すまで終わらないなど、どれもきつい練習ばかりだったけどみんなで声を出したりすることの大切さや、プレーをする上でボールを落とさないように諦めないことの大切さを改めて理解することができました。試合形式をする時にコートの中で声を出させることや、部員をまとめることの難しさを改めて実感しました。






