No.31 1月最初のトピックスと第3学期始業式式辞2026/1/8
【校長からの発信】
No.31 1月最初のトピックスと第3学期始業式式辞
2026年1月8日 校長 森田 勉
新年を迎え、本校では早くも生徒たちの活躍や、地域とつながる行事が続いています。まさに、丙午(ひのえうま)の年にふさわしい、勢いとエネルギーに満ちたスタートとなりました。今回は、1月最初のトピックスとともに、本日行われた第3学期始業式の式辞についてお伝えします。
■ 写真部生徒の作品が新聞掲載
1月6日(火)付の 読売新聞 朝刊「青春フォト」コーナーに、本校写真部の生徒2名の作品が掲載されました。
今回掲載されたのは、次の2作品です。

1C高雄翔馬 「リフレクション」
「反射を意味するリフレクションをタイトルにつけました。夜景に興味を持ち、憧れだった雨上がりの東京駅を撮影しました。私の集大成です。」
雨上がりの路面に映り込む光と東京駅の夜景が印象的な一枚で、これまで積み重ねてきた感性と技術が凝縮された作品ですね。

2B竹内悠人 「影の隧道」
「湖面は白く光り、周りを囲う木々は逆光でトンネルのように見える夕方の芦ノ湖。影が作り出すトンネルと、湖を見てはしゃぐ家族を写した1枚です。」
自然の光と影が織りなす一瞬を捉え、そこに人の営みを重ねた、温かみのある作品となっています。
どちらの作品も、被写体と真摯に向き合い、試行錯誤を重ねてきた成果であり、本校の探究的な学びと創造性の高さを感じさせてくれます。
■ 西東京グラウンドでラクロス体験会を実施
続いて、1月7日(水)には、本校西東京グラウンドにおいて、西東京市主催による小中学生対象の「やってみよう! ラクロス体験会」が開催されました。
当日は地元の小中学生が参加し、本校の男女ラクロス部員が指導役となって、スティック(クロス)の持ち方や基本的な動き、ミニゲームなどを通して、ラクロスの楽しさを伝えました。
初めてラクロスに触れる参加者も多く、最初は戸惑いながらも、次第に笑顔が広がり、グラウンドには活気あふれる声が響いていました。本校生徒にとっても、「教える側」としての経験を積む貴重な機会となりました。
■ 丙午の年にふさわしい、新年のスタート
写真部の創造的な挑戦、そしてラクロス部による地域との交流。
新年早々に見られたこれらの姿は、勢いと行動力に満ちた丙午の年の幕開けを象徴しているように感じます。
本日の第3学期始業式では、こうした時代の変化の中で求められる力として、「未来を自分の力で切り拓いていく力(未来設計力)」について、生徒のみなさんに伝えました。
今年も、生徒一人ひとりが仲間とともに挑戦を楽しみながら、大きく成長していく姿を、学校として全力で支えていきたいと思います。以下に本日の『式辞』を掲載しておきます。
★1月8日(木) 3学期始業式式辞
みなさん、おはようございます。そして、新年明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。本日ここに、2025年(令和7年)度第3学期始業式を迎えました。
今年の元旦は清々しい天気で、今年一年が素晴らしい年となることを予感させるものでした。みなさんも、この冬休みに理性と感性を整え、融合させながら、自分自身と向き合い、新たな決意を胸に新年を迎えたことと思います。その決意が実を結ぶよう、確固たる心構えをもって、日々を過ごしていきましょう。
今年の干支は午(うま)です。正確に言うと、丙午(ひのえうま)の年となります。この「丙(ひのえ)」は、太陽や明るさ、生命のエネルギーを表すとされています。そのため、丙午の年は、「勢いとエネルギーに満ち、活動的になる年」になると言われています。創立130周年を来年に控えた本校にとっても、アクティブな一年となるよう、ともに楽しみながら岩倉スピリットを十分に発揮していきましょう。
ところで、昨年2025年は、近年の中でも特に変化の激しい一年でした。デジタル・AI技術は急速に成長し、ChatGPTなどの生成AIは、想像を超えるスピードで進展しています。その普及は、社会や産業のあり方を大きく変えつつあります。また、世界各地での紛争の激化・長期化など、不安定な国際情勢も続いています。さらには、社会的分断の様相が色濃くなってきています。
その一方で、サッカーのヨーロッパ各リーグで活躍する選手たちや、野球のメジャーリーガーに代表されるように、日本人の海外での活躍が大きく目立った年でもありました。
このような変化の激しい時代の中で、みなさんのような高校生に求められている力は、「未来を自分の力で切り拓いていく力」です。「未来設計力」と言ってもよいでしょう。実はこの力こそ、岩倉高校が建学以来、大切にしてきた力でもあります。
これは言葉を換えれば、「解決困難な課題に直面した際に、しなやかに対応し、元の状態に回復させたり、より好ましい形で解決したりしていく力」です。それも、一人ではなく、仲間とともに、困難をむしろ楽しみながら柔軟に対応していく力です。これこそまさに、岩倉スピリット―「仲間とともに主体的に、(楽しみながら*)学び、考え、創造し、そして行動する精神」の具体化にほかなりません。
*コンヴィヴィアル・スクールに相応しいように岩倉スピリットもバージョンアップして「楽しみながら」を加えたいと思います。
今日は、そのために必要となる要素について伝えておきたいと思います。主に、次の4つです。
①仲間との一体感 ② 適度な自信 ③ 気づき ④ ポジティブな姿勢
①の「仲間との一体感」については、説明するまでもないでしょう。目標に向かってチームが一つになっていれば、怖いものはありません。
②の「適度な自信」とは何でしょうか。自信が低すぎると、「どうせ無理だ」とあきらめてしまい、粘り強さを欠いてしまいます。逆に、自信がありすぎると、事態を甘く見て、緻密な準備を怠ることにもつながります。だから適度な自信が大事です。
③の「気づき」とは、言い換えれば「状況に適応する力」です。仲間が困っていることに気づき、それを察知し、状況に応じて自発的に行動できる力です。
④の「ポジティブな姿勢」とは、人生で起こるすべての出来事を、「自分が大きく飛躍し、成長するためのきっかけ」として受け止め、そのすべてを糧にしながら、しなやかに、そしてたくましく前に進んでいく姿勢のことです。この姿勢が、何より大切なのです。
もう一度確認しておきましょう。
岩倉スピリットを発揮し、コンヴィヴィアルな学校生活を送るための重要な4つの要素とは、
①仲間との一体感 ② 適度な自信 ③ 気づき ④ ポジティブな姿勢
です。
3学期は、いよいよ自分なりの岩倉スピリットがどの程度身についたかどうかを確かめる学期です。あるいは、その精神を実際の行動として表していく学期と言ってもよいでしょう。一年で最も短い学期ですが、最も意味のある学期でもあります。
3年生のみなさんにとっては、高校生活の総仕上げの時期です。これまで積み重ねてきた学びや経験、仲間との関係を、自分自身の誇りとして胸に刻んでください。残された時間の一日一日を、「自分なりの岩倉スピリットの完成」を意識して過ごしてほしいと思います。
2年生のみなさんは、間もなく岩倉高校の中心的存在となります。これからは「支えられる側」から「支える側」へ。自分のことだけでなく、周囲に目を向け、「気づき」を身につけ、仲間とともに学校全体を動かしていく存在となる準備を進めてください。
1年生のみなさんは、高校生活にも慣れ、これから自分の学びをどう深めていくかが問われる段階に入ります。探究活動や日々の授業、クラブ活動を通して、「ポジティブな姿勢」をしっかりと身につけていってください。
さあ、みなさん、昨年12月の終業式で話した「文武非二」や「非まじめ」の精神を、ぜひ実践してください。努力を惜しまず、目標達成に向けて粘り強く、それも楽しみながら前進していきましょう。
みなさん一人ひとりが大きく成長できる一年となることを願っています





