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No.12 第1回保護者向け授業公開 ― 参加者アンケートから見える成果と課題 ―
2026/7/22

【校長からの発信】
No.12   第1回保護者向け授業公開
   ― 参加者アンケートから見える成果と課題 ―


2026年7月22日 校長 森田 勉

 

 夏休みに入りました。強い日差しと厳しい暑さが続いています。生徒のみなさん、保護者の皆様におかれましては、熱中症等に十分注意してお過ごしください。
 44日間の夏休みが始まりました。生徒のみなさんには終業式でも話しましたが、部活動、勉強、読書、進路に向けた準備、家族や仲間との時間、そして、自分自身と向き合う時間を大切にしてほしいと思います。
 小さくても「自分なりの目標」を立て、それをやり遂げる経験は、達成感や充実感を生み、みなさんの主体性を育てます。みなさんには、自らの中にある大きな可能性に気づき、それを引き出し、さらに伸ばしてほしいと願っています。

 さて、今回は、6月8日(月)から12日(金)まで実施した「第1回保護者向け授業公開」のアンケート結果をご報告いたします。5日間で延べ445名(昨年376名)の保護者の皆様にご来校いただき、日常の授業や学校生活の様子をご覧いただきました。
 こうした機会に、忌憚のないご意見やご感想、そして健全なご批判をいただくことは、授業改善や、私たちが普段見落としている課題への気づきにつながります。皆様のご回答から、生徒や授業の様子を本当にしっかりと見ていただいていることが伝わり、大変有り難く感じています。
 なお、重複する内容は集約し、趣旨を損なわない範囲で一部表現を整えていますので、ご了承ください。当日ご来校くださり、アンケートにご協力いただきました保護者の皆様に、この場を借りて心より御礼申し上げます。
 集計及び分析につきましては、本校社会科の松本祐也教諭が担当しました。

「アンケート回答者207名」

≪ご来校日≫

【分析】
 来校日は、木曜日が最も多く53人(26.6%)、金曜日が最も少なく35人(17.6%)であった。予定を調整しやすい週の中日に向けて参加者が増加し、週末にかけて減少する傾向が見られる。全体の来校者は1年生が最も多く6割近くを占めた。学年を経るにつれて減少しており、2・3年生はすでに見学経験があるためと考えられる。コース別では例年通り6限制、運輸科、7限制の順に多く、特に参加の少ない7限制の保護者へのアプローチが今後の課題となる。
 このように曜日や属性による偏りがあるため、今後は時間割配信などの情報提供をどこまで行うのか、案内方法を工夫する必要がある。

≪見学時間≫

【分析】
 円グラフからは、約1時間(赤)が全体の53%を占めて最も多く、短時間のイベントが忙しい保護者にとって参加しやすいことがわかる。次に多いのは約2~3時間(オレンジ)で30.3%を占め、授業参観や見学などの少し長めの参加にも一定の需要が見られる。青(その他または別区分)は13.6%である。
 なお、昨年11月と比較すると約2~3時間の見学が2%程度弱増えており、せっかくの機会にじっくりと見学したい保護者も増えていることも考えられよう。

≪見学の目的≫

【分析】
 これまでのアンケートと同様、グラフからは子どものクラスの授業を見学することが第一の目的となっており、全体の99%を占めている。ついでに他クラスの授業も見学したという保護者も32%にのぼり、その数は少なくない。
 また、授業後の休憩時間や移動時間の様子を見学の目的としている保護者が43.5%と高い割合を示している。授業と並び生活時間帯の一部として、生徒の日常の様子を見学していると考えられる。
 さらに、校内の設備にも29.5%の保護者が関心を持っており、親目線から細やかな角度で本校の環境を確認していることが分かる。円グラフに見られる多様なニーズに応えるため、今後は授業だけでなく、生活動線や施設案内も含めた工夫が求められている。

  • 授業公開に関する感想(一部集約)

【授業について】

・生徒が授業に真剣に取り組んでいた。

・どのクラスもまじめに取り組んでいる様子が見受けられました。

・生徒は授業を集中して受けている印象でした。

・生徒がみんな静かに授業を受けていて、一安心した。

・生徒1人1人が一生懸命授業に取り組んでいる様子が見られて良かったです。

・どのクラスも落ち着いている印象で、真剣に授業を受けていたので安心しました。

・授業に集中し先生方と生徒が一体になって授業を進めていることが良かった。

・みんな真面目に授業を受けていて良かったと思います。

・A組はもちろんですがほかのクラスもみんな真面目に授業を受けていて少し驚きました。

・3年運輸科のホスピタリティの授業で、白杖を使って歩く体験を見学しました。授業中は生徒も真剣に取り組んでいたところがとてもよかったです。

・柔道の授業を初めて見学させて頂き、生徒の皆さんが一生懸命取り組む姿に感動しました。

・担任の先生の授業を見ましたが分かりやすかった。

・授業が楽しそうで良かった。 / 楽しく授業を行っている点が良かったです。

・楽しそうに授業を受ける姿が観れて良かった。 / 教室の授業は楽しそうに進んでいて、自分の高校の時と比べて少しうらやましいなと思いました。

・日頃どんな様子で授業を受けているのか目にすることが出来て良かった。子どもにオススメされた科目を見学したが授業がわかりやすく興味を惹かれる内容だった。

・興味深い内容の授業で親も勉強になりました。

・英語の授業を見学させていただきました。日本人の先生、外国人の先生お二人、どちらも動きのあるとてもいいテンポの授業でした。

・教科担当の先生が親切で、質問にも丁寧に対応。

・先生が親切でした。生徒たちの一生懸命がんばっている姿が見られて、よかったです。

・先生には元気な生徒を楽しく指導してくださり感謝申し上げます。

・どの先生も熱意に溢れた素敵な授業でしたが、言語文化と営業概論の授業が特に興味深く、先生の説明に惹き付けられました。

・先生の工夫(板書の大きさ、iPad・電子黒板の活用、問いかけなど)が効果的だった。

・英語の授業を拝見しました。先生の板書は大変分かりやすく、要点が印象に残る授業でした。

・化学の授業を参観させて頂きました。楽しく覚えられるよう工夫して頂いているのが良くわかりました。

・思った以上に集中して授業に取り組めていました。モニターでの授業は見えやすく図解化がわかりやすくて良いこともわかりました。

・先生方は大事なポイントを繰り返しわかりやすく伝えてくれていると感じました。

・自分の子どものクラスでは生物の授業で名前を覚めるための面白いダンスをしてくれた先生が印象的でした。

・生徒が積極的に発言し、やりとりが活発だった。

・授業の雰囲気がとても良く、生徒も積極的に発言していました。

・どの教室も清潔で、整頓されていたこと、のびのびと発言していたことが印象的だった。

・積極的な発言がたくさんあり授業が楽しそうに感じました。

・生徒もイキイキと発言したりしていたのが印象的でした。

・みんな真面目に授業に参加していて質問された事にちゃんと返事をしたり、答えたりしていました。

・授業中の雰囲気が落ち着いていて集中できる様子だった。

・落ち着いた雰囲気で授業が行われていて良かった。

・授業中、ピリついたりせず雰囲気が良い印象でした。

・静かに授業に向いてるし、教室の空気感が良かったように思う。

・授業中は私語もなく様子もしっかり見れました。

・論理表現や英語コミュニケーションなど、特色ある授業内容に触れることができた。

・コース専門の授業を見学しました。授業中の様子加え授業の内容を知れたこともよかった。

・1年時と同様に、明朗活発な授業が行われていることを確認できました。

・グループワークやICT、PowerPointなど社会で役立つスキルを取り入れていた。

・先生が一方的に講義するのではなく、生徒同士グループで話し合いながら進めていく授業は親の世代にとって新鮮でした。授業を「受ける」ではなく「参加する」という感じで、生き生きと学習していたのが印象的でした。

・班形式で授業を進める事が生徒同士のコミュニケーションを取るのに非常に良いと思う。

・対面式の授業を想像しておりましたが、アイランド方式で、先生と生徒との双方向の授業で、一つ一つの理解が深まると感じました。

・同じ科目でも先生によって授業形式が異なり、それぞれ工夫しながら進めていることがわかりました。ICTを活用しながら学んでいることがわかりました。

・教育実習生の先生の授業でグループディスカッションをする場面があったのですが、合図と同時に静まり協力的に授業に取り組む姿勢が見えました。

・専門教科(運輸科、電車工学、営業概論など)の授業が興味深かった。

・運輸科の専門科目の授業を参観しました。学習内容をほんの少しでしたが知ることができて興味深かったです。

・運輸科ならではの特徴ある授業を参観できとても良かったです。

・今回は岩倉高校運輸科ならではの営業概論を見学させていただきました。鉄道に詳しい生徒さんが多いので、先生の質問に対してもすぐに答えがかえって来たりと活気の有る授業でした。

・鉄道の授業を見れて楽しかった。 / 鉄道に関する授業を見学しました。班で色々な意見を出し合い、発表する形式でしたが、それぞれの班の構想、意見が違い、面白みのある授業でした。

・教室での先生の進行や説明が上手で親しみやすかった。

・The teacher’s style captured the students’ attention leading to a well-communicated lesson.

・先生のユーモアさに、私も授業を受けてみたいな、と感じてしまいました。

・淡々と授業をする感じではなく、先生との良き距離感を保った楽しい授業だなと思いました。

・歴史総合の授業を見学しましたが、とても分かりやすくポイントを押さえていて、自分が授業を受けたくなりました。

・授業中に親が入室でき、先生の説明も受けられた。

・運輸科の授業を見学させていただきました。グループワークの授業でしたので、はじめは何をしているのか分かりませんでした。しかし授業を担当してくださっている先生から声をかけて説明していただけたので、どのような取り組みをしているのか分かったうえで見学できました。

・説明が難しかった / 授業がアナログで退屈そうだった / 見学した授業では発言が少なかったのが残念。

・授業中は私語もなく、スムーズに行われていて素晴らしいと思いましたが、受け身の印象が強く、眠くなってしまわないかと思いました。もう少し参加型だったり、問題提起型の部分があるとメリハリがあるのでは。

・教科書を読んだりTV画面で説明したりと今風の授業参観だった。個人に意見を聞く場面は無いように感じた。

・教科書の設問をこなすだけの授業にがっかりしました。

・授業が先生からの一方向の説明が中心で、生徒が参加しづらい雰囲気に見受けられました。

・iPadの使い方に課題が見られた(授業中に漫画を読むなど)。

・授業ではタブレットが必要ないのに机に出ている生徒が何人かいました。隠れて違う事をしているわけではないのですが、不要なものは机の上に置かないようにした方がより集中できるかと思います。

・特定の生徒2名が授業中ずっと騒いでいた / 授業に集中できていない生徒がいたが、注意されていなかった。

・1時間目にもかかわらずクラスの3〜4人が突っ伏して寝ていて驚きました。それに対して先生が注意しないのにも驚きましたが…常態化してるんでしょうか。

・あるクラスは何クラスか後ろの席の2.3人はずっとお喋りしていて保護者が見ていても気にせず喋っていることに違和感を感じました。

・授業中に一部の子供達の声が大きく先生の声が聞き取れなかった。先生より注意を受けていても別のことしていたり子ども同士で会話をしていた。この環境での生活に心配になりました。

・先生達がそれぞれ授業の準備をして指導をしている姿を見ることができました。しかし、午後の授業であったのか、居眠りしている生徒がいるクラスがありました。

・授業中なのに騒がしかったです。

・授業中に飽きているような雰囲気の先生がいた / 授業で先生がつまらなそうにしていた。

・教育実習生の授業を観る事となり、普段の様子とは違うと思うので少し残念でした。また、実習生が配った小テストのプリントの印字がかなり薄かった様で困っている生徒がいたにも関わらず、そのまま対応なしだったのが気になりました。

 

【分析】
 多くの保護者が、本校の特色である「運輸科の専門科目(営業概論、鉄道演習など)」や「ホスピタリティの授業」に対して非常に高い関心と好意的な評価を寄せている。単なる知識の講義にとどまらず、グループワークやアイランド方式(班形式)を用いた双方向・参加型の授業、ICTやモニターを効果的に活用した視覚的な授業展開は、親の世代にとっても新鮮で、自分も受けたくなると特に評価が高い。教員が熱意とユーモアを持って生徒と良好な距離感を保ちながら進行している点や見学者に対して、どのような取り組みをしているかをその場で丁寧に解説した教員の姿勢は学校の教育活動に対する大きな信頼感に直結していると言える。
 しかしクラスや教科、時間帯による学習規律の格差も課題として浮き彫りになった。特に一部のクラスにおける、保護者が後ろで見ている前での私語や居眠り、タブレットの不適切な出し方に対し、教員が毅然と注意をしない、あるいは注意しても改善されない様子に対して「高い授業料を払っているのに環境として心配」「常態化しているのではないか」と強い危機感や不満を抱く保護者もおられる。また、一部の授業において教科書の設問をこなすだけの一方向的な講義や受け身で眠気を誘う展開が見られ、主体的な学びを推進する授業との乖離が指摘されている。全学的に教員の指導力・授業展開の在り方について検討していくことが必要である。

 【生徒の様子について】

・生徒の挨拶が元気で気持ちよく、好印象 / 教室外でも礼儀正しい。

・生徒の皆さんがとても礼儀正しかった(挨拶がきちんと出来ていた)。

・近くに来た生徒は挨拶をしてくれ嬉しく感じた。 / 向かいの教室の3年生は休み時間に何人か挨拶してくれた子がいてさすがだなと思いました。

・すれ違う生徒が元気に挨拶をしてくれた。 / 廊下ですれ違った生徒が「こんにちは」と元気に挨拶してくれたのも好印象でした。

・教室移動時間にも、自主的に挨拶をしてくれる生徒さんが多く、気持ちのいい時間を過ごすことができました。

・休み時間に生徒さんから挨拶していただきました。挨拶が出来る素晴らしい生徒さん達で安心しました。

・何度も授業を観させていただき、子ども達に認識されたようで、笑顔で挨拶されました。この素敵な子ども達の将来が明るいことを祈っています。

・授業中の集中力、態度が良かった。

・授業態度が良かった。 / 授業内容や生徒さんの授業態度が良く分かり良かった。

・一年時より、クラス全体が授業に集中する姿がみられて、成長を感じました。

・運輸科の授業では生徒達はとても集中していて意欲があり、笑いも交えながらも、先生のお話に向き合い良い雰囲気だと感じました。

・クラスの雰囲気が和気あいあいとしていた / 友達同士のやりとりも楽しそうだった。

・クラスの雰囲気もよく安心した。 / クラスの雰囲気が良く、楽しみながら授業を受けていて、メリハリも感じられました。

・和気あいあいと楽しそうに授業が進む様子を見学でき、充実した学校生活を送れているようで安心しました。

・授業中とは異なる昼食時の生徒たちの和やかな雰囲気を見ることができた。

・休み時間それぞれ楽しそうにお喋りしていて、子供たちの楽しそうな高校生活を見ることができ安心しました。

・生徒の態度が明るく、笑顔で元気だった。

・生徒は元気でとても楽しそうでした。

・生徒さん達も楽しそうで羨ましく感じました。

・先輩・後輩・友人関係が良好で、仲の良さが伝わってきた。

・生徒たちが仲良く楽しそうだった。

・クラスの雰囲気を見ることができてとても良かったと感じました。違う部活同士の仲間と楽しくやっているようで安心いたしました。

・生徒が先生の質問にしっかり反応していた。

・鉄道に詳しい生徒さんが多いので、先生の質問に対してもすぐに答えがかえって来たりと活気がありました。

・生徒もイキイキと発言したりしていたのが印象的でした。

・授業中にPadで遊ぶなど集中していない生徒がいた / 教室内で私語が多いグループがあった / 一部の女子生徒がずっと騒いでいた。

・後ろの席の2,3人はずっとお喋りしていて保護者が見ていても気にせず喋っていた。

・授業中に一部の子供達の声が大きく、注意を受けていても別のことしていたり子ども同士で会話をしていた。

・集中できないから大きな声で話すなど、周囲を巻き込む姿に残念な気持ちになりました。

・静かに授業を受けていたと感じたが、ちょっとつまらなそう。

・一部の生徒が挨拶をしない、対応が淡泊。

・親の参観に気付いた本人には一瞥され、私とはひと言も会話が無く参観が終わり、思春期男子の気配りの無さを体感しました。本人のペースで馴染めているようですが。

・生徒が保護者の入室を嫌がる様子があった。

・いつまでいるんだという様な顔をされましたが、休み時間や、お昼の様子も少し見れたのでよかったです。

【分析】
 多くの保護者より、生徒が元気にあいさつをしてくれた、自主的に『大丈夫ですか?』と案内してくれたなど、その礼儀正しさとホスピタリティ精神に深い感銘を受けている。この強みでもある“あいさつの岩倉”は保護者にとりわけ強い安心感と好印象を与えており、学年を問わず学校全体の誇るべき文化として定着していることが分かる。また休み時間や昼休みに見られた、クラスや部活の枠を超えて和気あいあいと楽しそうに過ごす笑顔や、自然体でありながらも真面目に楽しそうに学ぶ姿から充実した高校生活を送っていることを確信して安心する声も多数を占めている。
 しかしその反面、ここでも一部の生徒におけるメリハリの欠如が課題として指摘されている。一部の学年やクラスにおいて、授業中であるにもかかわらず周囲を巻き込んで大声で私語を続けるグループや、完全に集中を欠いてつまらなそうに過ごしている生徒、不要な場面でタブレットを開いている生徒の姿が、保護者の目にネガティブに映っている。さらに高校生(特に男子生徒)の思春期特有の心理から、親の来校に対して気恥ずかしさや一歩引いた態度を見せる傾向も観察されている。生徒の自主性を尊重しつつも、授業という公の場における一社会人としてのマナーと周囲への配慮(例えば、周囲の生徒の受講権利を守る意識)を育む指導が必要であろう。

【学校全体の様子について(設備も含む)】

・校内が清潔で整っており、快適 / トイレ、図書室、鉄道実習室、柔道場などもきれいで使いやすい。

・校内が整理整頓されていて、清潔だった。 / 校内やトイレも綺麗で良かった。

・どの教室も清潔で、整頓されていたこと。 / 校内はとてもきれいでした。

・図書室を初めて見学しました。清潔感があり、生徒が興味を持ちそうな蔵書だと感じました。

・カフェテリア・Yショップ・自習室などの設備が充実していた。

・カフェテリアやショップ(売店・ワイショップ)などで販売されている物が確認できたこと。

・学校の雰囲気が明るく開かれていて、安心感があった。

・子供達が恵まれた環境で、のびのびと楽しく学んでいる姿がうかがえました。

・掲示物(進学・就職情報、ボランティア情報など)が充実していた。

・普段の授業の様子が見られた。進学先、就職先、生徒さん達のコメントが見られた。写真部の作品も素敵でした。

・入り口や退出のセキュリティもしっかりしていた。

・警備がしっかりされていた。 / 入退場の警備に安心しました。

・校内も清潔でセキュリティもしっかりしているので安心しました。 / 校門のセキュリティがしっかりしていて、感心しました。

・カフェテリアや売店が狭く、生徒が利用しにくい時間帯がある / 生徒数に対して設備が少し手狭。

・校内が綺麗だった。学食やコンビニがこの全校生徒の人数に対して狭すぎないかと感じた。

・売店が混み合っていたので、大変そうだなと感じました。

・食堂の食券を買うシステムがもう少し良くなると、混雑が防げると感じました。

・ロッカーの利用に関して不満あり(共有、不衛生)。

・教室の外からでも授業の様子が見られて普段の様子を知ることができて良かったと思うが、ロッカーが小さい。

・校内の案内が分かりづらく、迷いやすい / 出口や通路の案内が不十分。

・受付でいただいた地図を見ながら教室を探していると迷いそうになった。(生徒に助けられた)

・教室の窓が閉まったままで換気がされておらず、冷房もついていなかったため、室内がかなり暑く感じられました。適切な温度管理をしていただければ幸いです。 / 廊下も含めて少し暑い気がした。

・夏服になって以来、袖口までの肌が出る部分が寒いと言いながら校則だからと律儀に守っているようです。室温設定を巡って暑い生徒と寒い生徒で快適な環境でない様子。ニットベストは袖がないから寒いと。トラックジャージなど羽織ることは許されないのでしょうか。他のお母様たちからも出ていた内容でした。

【分析】
 施設面に関しては環境維持のレベルの高さが非常に高く評価されている。また私立学校ならではの充実した「カフェテリア(学食)」や「学内売店(Yショップ)」、そして強固なセキュリティや校門の警備体制に対して保護者は大きな安心感を抱いている。進路実績や生徒の作品が丁寧に掲示されている点も、学校の面倒見の良さを視覚的に伝える要素として機能している。
 しかし、全校生徒数に対する物理的なスペースの狭さを指摘する意見もあった。特にお昼休みや休憩時間における、カフェテリアや売店の過度な混雑や食券販売システムの非効率さは、生徒の快適性を損ねているのではないかと懸念されている。また個人ロッカーの小ささに対する指摘や、来校した保護者から見て校内(東館・西館など)の構造が複雑で案内表示が少なく、迷いやすいという導線上の課題も挙げられた。さらに、近年の気候変動にともなう教室・廊下の空調管理(例えば、換気不足、暑さ・寒さの調整)に関する指摘もあり、特に夏服期間中の冷え対策としてジャージの着用許可を求めるなど、校則の運用と生徒の健康管理のバランスに対する具体的な改善要望も含まれている。引き続き、改善するための取り組みや柔軟な対応も必要である。

【保護者授業見学、そのものについて】

・授業を自由に見学できる期間設定(1週間)が良かった。

・見学期間が1週間あるのは、仕事が休みの日に参加できて毎回助かっております。親の都合に合わせたり、見たい授業を選ぶ幅が広くなるからです。今後も続けて欲しい。

・長い期間設けてくださることで保護者が分散し、生徒さんたちの自然な姿をみることが出来てありがたいです。

・担任・教科担当と直接話せた / 教職員の対応が丁寧で安心感があった。

・授業中、先生がわざわざ声をかけてくださり、今こんなことをやっていると説明してくださってありがたかった。

・偶然お会いした担任の先生とお話ができて、ありがたかった。

・授業終わりで先生に少しご説明を伺えてよかったです。家に帰ってからも息子と授業内容について話すきっかけとなりました。

・初めて高校生活を見学できて安心した / 学校の雰囲気を肌で感じる貴重な機会だった。

・この春入学して初めての授業見学でした。新しい環境でも楽しく過ごせているようでとても安心しました。

・コロナ禍以降、中学校も授業公開の機会が極めて少なくなっていたので、入学2ヶ月でこのような機会を設けていただき、私立高校の手厚さに感動しています。

・保護者が少なくて集中して見学できた。

・参観者が少なかったからか、普段娘から聞くクラスの様子や雰囲気がありのままに感じられてとても楽しかった。

・授業内容やクラスの雰囲気が子どもとの会話のきっかけになった。

・授業内容について家に帰ってから息子と話すきっかけとなりました。

・前提知識が足りず理解が深まらないところがあり、家で時間を見つけてテーマごとに娘と話すようにしています。

・保護者への気配り(椅子の用意、案内)が丁寧だった / 教室に招き入れてくれた先生がいてありがたかった。

・柔道場では椅子を用意していただいて助かりました。足が痛かったのでとても助かりました。

・道場に入るように先生や指導員の方から声かけしていただいた。

・どこを見学すればよいか不明で迷った / 見学内容の事前案内(日課表・授業概要)がほしい。

・各クラスのスケジュールと授業の場所をブレンド(BLEND)もしくは掲示して下さると更に見学しやすいかと思いました。1週間の時間割と時間のお知らせがあった ら良かった。

・各学年、クラスの授業内容が事前にわかっていれば、とても参考になります。

・保護者の数が少なく、目立って落ち着かないと感じた / 授業中の入室がしづらかった(扉が閉まっているなど)。

・思ったより見学に来ている保護者が少なく教室に入りにくかった。後ろ扉があいているともう少しはいりやすいと思う。

・ドアが閉まっていると中まで入るのは難しいので、開けておいてくださると入りやすいと思います。

・私が行った時は見学者が1人だったため、教室の中に入るのは、なかなかハードルが高く断念しました。廊下からこっそりと見学しました。

・見学したい授業が休講・変更になっていた。

・ある授業は試験だったため、授業の様子を見られなかったのが残念でした。

・教室内が狭くて見学しにくい / 教室の出入口に保護者がたまって見づらかったことが気になりました。

・教室の出入口に保護者がたまって見づらかったことが気になりました。

・保護者向けサービス(学食試食、図書室利用など)の要望がある。

・お昼休み以外はカフェテリア利用可能とのことでしたが、授業をしていたようでその他待機可能な場所があれば知りたいです。

・保護者のマナー(授業中の会話など)に課題あり。

・見学に慣れていない保護者が多く、案内や誘導が不十分。

【分析】
 公開期間を1週間と設定している点について、仕事を調整しやすく混雑を避けて生徒のありのままの自然な日常を観察できるとして、保護者からは高い支持を得ている。特にコロナ禍で義務教育時代の参観機会が激減していた保護者にとって、手厚い公開姿勢が感動をもって迎えられている。また、この授業見学が家庭での子どもとの対話の貴重なインフラとして機能しており、授業で扱ったテーマや歴史、専門的な知識について親子で会話するきっかけが生まれたという報告は、本校の教育効果が家庭へ好影響を及ぼしている好例である。また、柔道場等での椅子の配置や教員からの積極的な声かけなど、随所に見られる温かいホスピタリティを感謝する声もあった。
 その一方で、運用面における情報共有と心理的ハードルの高さが次回への明確な改善点である。BLEND等のアプリにおいて、当日の時間割や教室の場所、具体的な授業内容(あるいは試験や休講、実習生による授業等の変更情報)が事前に配信されていないため、来校してからどこへ行けばいいか分からない、目当ての授業が自習や試験だったというマイナス点が発生している。また参観者が分散するメリットの裏返しとして、廊下に自分一人しかおらず教室のドアが閉まっているため入室する勇気が出ずに廊下から覗くだけで声が聞こえなかったという、心理的・物理的な入りづらさを訴える声もある。
 今後は、時間割・授業概要の開示をどこまでするか、見学時間帯は教室の後ろ扉を常時開放しておくというルールの徹底など、一歩踏み込んだ見学者向けの導線や環境設計を行うことで、さらに満足度の高い授業公開へと発展させることが可能であろう。

【まとめ:アンケートから見える3つのポイント】(松本祐也教諭作成)

  1. 独自の専門教育と生徒の礼儀正しさ(ホスピタリティ)への高い支持 
    独自の専門科目や双方向型の授業、ICTを活用した視覚的な工夫は、親も受けたくなると非常に好意的に受け止められている。また、すれ違う生徒たちの元気な挨拶や丁寧な道案内など、学校全体の誇るべき文化である「あいさつの岩倉」が保護者に強い安心感と信頼感を与えている。
  1. クラスや教科による「学習規律」と「主体性」の差
    保護者の前での私語や居眠り、不要なタブレット操作に対し、教員が毅然と注意しない様子に保護者が不満や危機感を抱いている。設問をこなすだけの受け身な一方向の講義も一部見られ、全学的に学習規律と授業力のあり方が課題となっている。
  1. 公開期間「1週間」の定着と、運用・施設面における環境設計の必要性
    仕事を調整しやすく、自然な日常を見られる1週間の公開制度は高く評価されており、家庭での会話のきっかけにもなっている。一方で、曜日や属性による偏りへの対策、BLENDでの事前時間割・変更情報の配信不足、教室への入りづらさの解消(後ろ扉の常時開放など)といった見学導線の最適化や、手狭な施設運用の柔軟性が今後の明確な改善点である。

 今回のアンケートは、本校のよさを改めて確認するとともに、授業の質や学習規律、授業公開の運営方法など、今後さらに改善すべき課題を明確にしてくれました。好意的な評価を励みとするだけでなく、厳しいご指摘にこそ真摯に向き合い、教職員一同、授業改善を着実に進めてまいります。
 教育をよりよいものにしていくためには、学校だけで考えるのではなく、生徒、保護者の皆様、そして教職員が、成果と課題を共有し、互いに学び合いながら前へ進むことが大切です。今年度のテーマである「ともに進み、ともに育つ」を、日々の授業と学校生活の中で、具体的な姿にしてまいりたいと思います。
 アンケートにご協力いただきました保護者の皆様に、改めて心より御礼申し上げます。どうも有り難うございました。2学期にも「第2回保護者向け授業公開」を実施いたします。多くの皆様のご来校をお待ちしております。
 厳しい暑さが続きます。皆様、どうぞお身体を大切にお過ごしください。

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