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No.28 鉄道企業『内定者講話』を終えて ― 成長のバトンがつながった日 ―
2025/12/18

【校長からの発信】
No.28    鉄道企業『内定者講話』を終えて
     ― 成長のバトンがつながった日 ―


2025年12月18日 校長 森田 勉

 

 11月14日(金)に、2年生を対象とした鉄道企業『内定者講話』を実施しました。今年の講話には、鉄道企業から内定を得た本校3年生が登壇しましたが、その多くはちょうど昨年、今の2年生と同じ立場でこの講話に参加していた生徒たちです。
 つまり今年は、「先輩から受け取った学びを、次は自分が後輩へ渡す」そんな“成長の循環”が見事に形となった時間でした。
 鉄道を志す生徒はもちろん、まだ進路を悩んでいる生徒にとっても、先輩たちのリアルな話は、進路を具体的に思い描く大きな助けとなりました。そして同時に、話す側である3年生にとっても、自分の経験を振り返り整理し、言語化して後輩に伝えることは、貴重な「アウトプットの学び」となります。
 本校が大切にしている「仲間とともに主体的に学び、考え、創造し、行動する」──その姿がまさに体現された講話となりました。
 以下に、今年参加した2年生と、内定者として登壇した3年生の感想を紹介します

〈2年生〉

  • 授業などで見る試験対策の書面では分からない、試験当日の空気感や面接の雰囲気などがよく伝わり、今後の進路や就活対策に役立つ、有意義な時間となりました。さらに、実際に先輩方の履歴書を見せていただき、文字の丁寧さや言葉遣いなどを学べたことで、自分の将来を現実化することができました。
  • 就職に関する基本的な情報はすでに授業で聞いていましたが、先輩方の後悔から、今すぐにでも対策を始めたほうが良いという話を詳細に聞くことができたため、就職試験の良いアドバイスとなりました。また、資格はあればあるだけいいというわけではなく、今後の資格取得に対しての参考になりました。
  • スライドにまとめてくださっていたので、聞きやすかったです。
  • 内定者講話で話を聞いて、入りたい会社の研究をすることの大切さを改めて感じました。その会社が鉄道以外に取り組んでいることや設備のことについても調べることが重要だと思いました。

〈3年生〉

  • 少しでもわかりやすく伝えるために、授業で作ったパワーポイントや試験勉強で使った道具や資料を活かして伝えられたと思います。きちんと伝えられたか不安だったけれど、質疑応答や話が終わった後に二年生の方が多く質問をしてくれて、やってよかったなと強く思いました。
  • 11月になり、就職に向けた気運が高まりつつある中での講話だったので、色々と聞かれることが多かったです。今回の内定者講話を受けて、第一志望だけでなく幅広く視野を広げていってほしいと思いました。
  • 説明会の1回分が短いため、2年生にどのようなことを特に聞きたいことを確認してから話すことで、相手が知りたいことを漏らさずに説明できたと思います。
  • 自分達の経験や反省点などを後輩に多く伝えることができて良かったです。また、2年生も多くの人が熱心にメモをとっていて、この頃からメモをしっかりとる習慣があるのは良いと感じました。
  • 2年生が「先輩のアドバイスを活かして面接官に説得力のある志望動機をつくり、内定を貰えるように頑張ります!」と強い意志を講話後に話してくれて、自分の経験談や努力したことを後輩に伝える交流の場の大切さを感じました。

 1年前の不安を乗り越え、自分の言葉で後輩に語った “成長の実感” が伝わってきます。今年の講話では、経験が「受け継がれ、循環し、進化していく」様子を強く感じました。鉄道という同じ志をもつ仲間たちが、世代を超えて互いに支え合い刺激し合う。その姿こそ、本校が目指す “コンヴィヴィアル・スクール” のあり方そのものです。
 2年生のみなさんが、この日の学びをきっかけに、自分の未来を主体的に切り拓いていくことを期待しています。
 そして3年生のみなさん、後輩に力を貸してくれて本当に有り難うございます。今度は社会の中で “次の一歩” を踏み出す番です。岩倉高校から巣立つみなさんを、心から誇りに思います。

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