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No.29 2学期 保護者対象授業見学会 参加者アンケートから
2025/12/19

【校長からの発信】
No.29   2学期 保護者対象授業見学会 参加者アンケートから


2025年12月19日 校長 森田 勉

 

 いよいよ2学期の終業式も来週の水曜日にきました。終業式でも話す予定ですが、生徒のみなさんには、しっかりと今学期を振り返り、自分自身とまっすぐ向き合い、成果と課題を整理し、新年に向けて、また志を新たにしてほしいと願っています。
 さて、今回は、11月10日(月)から14日(金)まで行われた、「第2回保護者向け授業公開」のアンケート集約ができましたので、ご報告いたします。5日間でのべ247名の保護者の皆様に来校いただき、ありのままの授業の様子をご覧いただきました。
 以下にアンケート結果を掲載しておきます。こうした機会に忌憚ないご意見・ご感想、そして、健全なご批判をいただくことは、授業改善や私たちが普段見落としている点の気づきにつながります。皆様のご回答を通して、本当にしっかりと見ていただいていることがよくわかり、有り難いことだと思います。なお、重複している回答は集約し、また一部につきましては加筆させていただいた回答もありますのでご了承ください。
 当日来校くださり、またアンケートにご協力いただきました保護者の皆様には、この場を借りて御礼申し上げます。どうも有り難うございました。
 なお、集計や分析につきましては、本校社会科の松本祐也教諭にお願いしました。

【分析】
 今回の来校者は全体で247名となっており、学年別では1年生が108名(43.7%)と最も多く、次いで2年生73名(29.6%)、3年生66名(26.7%)と続いている。特に1年生保護者の来校が多いことから、学校生活や授業の様子を直接確認したいという関心の高さがうかがえる。
 来校日は11月12日(水)が最も多く、週の中頃に参加が集中する傾向は、先行分析とも一致している。曜日別・学年別に見ても、水曜・木曜に人数が増加しており、学校行事や公開の設定日として適していることが示唆される。火曜日は比較的少ないため、内容や案内方法を工夫することで参加の平準化が期待できる。

【分析】
 この円グラフからは、滞在時間は保護者の状況に応じて来校されている様子が読み取れる。特に約1時間が53.8%と最も多く、集中して取り組める時間設定が多くの保護者に適していることが分かる。約2~3時間も24.6%を占め、内容に応じてじっくり見学する機会が確保されている点も評価できる。また30分未満が16.2%あることから、短時間の見学可能であり参加のしやすさも配慮されているといえよう。長時間の活動が少数にとどまっている点からも、全体として滞在時間は約1~3時間が保護者の参加しやすい時間であると考えられる。

  • 授業公開に関する感想(一部集約)

【授業について】

・音楽の授業で、テストの時間ではありましたが、ギターをやっていたので、いい経験になるなと思いました。

・授業に入る前に 校外学習やスポーツ大会について生徒達に質問をしていました。なるべくそれぞれの生徒が答えられるように質問をされていました。クラスの普段の様子や雰囲気が少しの時間でしたがみられたように思います。休み時間などももちろん休憩からの授業の入りが区切られており感心しました。学年をこえて。

・我が子が楽しく授業を受けている様子が見れて良かったです。授業内容も充実していた様子でした。

・子供達にとても分かりやすく説明し、テスト対策のポイントまで教えてくださっていてありがとうございます。

・運輸科の独自の授業はとても良く生徒も前向きに取り組んでいた

・授業担当の先生方の熱心な雰囲気が感じられて良かったと思います。

・子どもたちが自主的に授業に取り組む様子がわかりました。普通の授業だけでなく、実践的な授業も見る事ができて良かったです。

・いろんな教室を見てまわりましたが、熱意の伝わる授業ばかりでした。

・説明を聞いてるだけではなく、生徒参加型の授業を心がけてるように感じました

・数学の授業を見学しました。クラス全体が真面目に授業に取り組んでいる様子がわかりました。

・皆で、協力しながら授業を受けていて、感心しました。

・生徒の表情を見ながら、理解していないなと感じとると補足に入ったり、質問を受け付けやすい雰囲気を作っていて、授業が終わった後も生徒が質問しに行く様子も見られました。

・授業を受ける教室の雰囲気もあたたかく、誰が何を言っても茶化したり白けたりすることなく勉強に集中しやすい環境だなと感じました。

・体育の時間を見学。体育委員の生徒が担当教諭に私が見学することを伝えてくれて、見学しやすいように椅子を用意してくれました。体育委員の生徒が体育の授業を仕切っており、クラス全体がまとまって授業をしてたのがよかったです。

・運輸科の営業概論の授業を見学することができて良かったです。

・全体的にいい雰囲気の授業だったと思います。

・我が子の移動教室内から、先生の授業により生徒達から笑い声が聞こえたり、楽しみながら学んでいる様子が伺えました。

・初めて学校公開に参加しました。スポーツクラスの英語の授業を見学しましたが、授業時間内で道徳の授業のような時間がありました。この頃のスポーツ強豪校のいじめや飲酒の問題についてがテーマでしたが、このような問題にクラスとして向き合える時間を作ってくださった事を嬉しく思いました。

・教科の授業だけでなく、生徒の事、スポーツクラスの事を真剣に考えて取り組んで下さっている事を感じました。感謝いたします。

・運輸科では専門的な科目が学べて、岩倉高校ならではの授業を見学できたことが貴重な経験となりました。

・授業については、要点をわかりやすくまとめられるような進行でとても良かったです。

・授業で使う黒板の隣のモニターが1番前の列の子にとっては近すぎて見づらいのでは?と思いました。

・授業は科目によって雰囲気は違いますが、落ち着いて授業が進んでいて安心しました。

・数学の授業でしたが、数名で話している子や寝ている子もいて少し驚きました。

・子供達が活発に発言し、楽しそうに見えましたが、その反面、私語も気になった。切り替えを促す声かけもしてほしいと思いました。

・生徒たちも好きで聞いている授業のため、和気あいあいと受講していましたが、話が尽きないのか、私語が続いてしまう印象は受けました。このあたりは功罪相半ばでしょうが、授業ということを念頭に置いた態度になればよいかなと思います。

・先生によって生徒の態度が大きく違うのが見受けられ、私語をし放題の授業がありました。ちゃんと注意してほしいです。

・会社を休み参加したが生徒がただ雑談しているだけで授業が見れなかった。時間の無駄。二度行かない。

・見学をしたかった授業が自習になってしまい残念でした。

・授業中も結構自由で賑やかだと感じました。先生もあまり注意しないことに驚きました。

 

【分析】
 自由記述からは学校公開を通して授業の質の高さと、生徒が前向きに学ぶ姿が保護者に明確に伝わっていることが分かる。多くの意見に共通しているのは、授業が分かりやすく教員の工夫や熱意が感じられるという評価である。例えば音楽の授業において、テストの時間でありながらギターに触れる機会が設けられていたことは、知識確認にとどまらず体験を通して学ぶ姿勢が大切にされている証左である。生徒にとって印象に残る学びとなり教科への関心を高める効果を持っている。
 また授業導入において、校外学習や行事について問いかけ、生徒一人ひとりが答えられるよう配慮している点や休み時間から授業への切り替えが明確である点は、学習規律と主体的参加の両立が実現していることを示している。保護者が短時間の見学でもクラスの雰囲気や日常の様子を感じ取れていることは、授業づくりが日常的に安定して行われている結果である。
 さらに授業の進行においては、生徒の表情や理解度を見取り、必要に応じて補足説明を行う姿や、質問しやすい雰囲気づくりが実践されている。授業後に生徒が自発的に質問に向かう様子が見られたことは、教員と生徒の信頼関係が築かれている証である。教室内の雰囲気についても、発言を茶化すことなく互いを尊重し、安心して学習に集中できる環境が整っていると評価されている。
 今回も運輸科の授業に対する評価は特に高く、専門的で実践的な内容が岩倉高校ならではの特色として強く認識されている。営業概論をはじめとした専門科目において、生徒が前向きに取り組む姿が見られたことは、将来につながる学びとして確かな価値を持っている。普通科を含め、要点を整理した分かりやすい説明や、テスト対策のポイント提示など、学力向上を意識した指導が行われている点も高く評価されている。
 体育の授業では、体育委員の生徒が見学者への配慮を行いながら授業運営にも主体的に関わっていた。クラス全体がまとまり、協力しながら授業に取り組む姿は生徒の自治的な力と責任感が育っていることを示している。加えて笑い声が聞こえる場面がありながらも、学びに向かう前向きな雰囲気が保たれている点は本校の教育環境の大きな強みにもなるであろう。
 総じて高い評価の一方、活発な発言や和やかな雰囲気の中で私語が目立つ場面があったとの指摘も見られる。しかしながらこれは授業に魅力があり、生徒が意欲的に関わっているからこそ生じる側面であり、学習の節目を意識した声かけやルールの共有によって、さらに質の高い学びへと発展させる余地がある。モニターの位置に関する意見も、ICT活用が進んでいる現状を前提とした建設的な視点であり、学習環境をより良くするための示唆といえる。
 一部には、私語が多く授業として見えにくかった、自習となり残念だったという厳しい意見も含まれている。しかしこれらは学校全体への否定ではなく、授業公開に対する期待の大きさの表れである。授業の目的や学習規律がより明確に伝わる工夫や、公開日における情報提供を整えることで、保護者の理解と満足度は一層高まる。
 総合的に見て、本校の授業は分かりやすく、教員の熱意と工夫に支えられ、生徒が主体的に学ぶ姿が日常的に実現している。特色ある専門教育と温かい学級環境は、保護者にとって大きな安心材料である。今回の分析は、日々の教育実践が確かな価値を持っていることを示しており、その強みを基盤として授業改善を積み重ねていくことで、学びの質と学校への信頼はさらに高まる。

 【生徒の様子について】

・休み時間に廊下ですれ違った生徒達が素晴らしい挨拶をしてくれました。

・突っ伏して寝ているような生徒は見受けられず安心しました。

・部活とは違う学校での様子や、友人との関係性を見ることができました。

・昨年よりは、落ち着いていたのかなぁと思いました。

・学習意欲が高いと感じました。

・子供たちが真面目に授業に取り組む姿を見ることができました。休み時間に挨拶などもしてくれ気持ちよく過ごせました。

・子供達が楽しそうに学校生活を送っている様子がみれて、よかったです。

・先生と生徒の距離が近く、良い雰囲気だと感じました。

・先生も生徒も挨拶をしてくれる人が多くて、挨拶があるのは素敵な学校だなと思いました。

・生徒からも挨拶してくれたり、こちらから挨拶をすると元気に100%返してくれました

・我が子だけでなく、クラス全員が楽しく積極的に学んでいる姿がとても印象的でした。

・生徒の荒れている様子は一切見受けられず、身だしなみなどの厳しい校則について、生徒達は色々と思いはあるかと思いますが、まずは受け入れようとしている努力や様子がわかり素晴らしいと思いました

・息子から聞いている授業の様子や友人の事を私自身も感じとれてよかったです。楽しく学校生活を過ごせているようで安心しました。

・廊下から、どの教室の前を通っても静かに授業を受けている生徒ばかりで安心しました。

・どのクラスも真面目に授業を受けていてホッとしました。

・体育の授業が楽しそうだった!

・すべてで意外にも真剣で、感動しました。

・先生とのやり取りを楽しんでいる授業や、眠そうな授業など様々でしたが、どの生徒さんも朝からよく頑張っているんだなぁと感じました。体育の授業の楽しそう表情や、チームで応援し合い競い合い姿がとても印象的でした。

・苦手な授業もあるかと思うが、先生が話している時におしゃべりをしている生徒が目立つクラスもあった。 少し残念でした。

【分析】
 寄せられたコメントからは、本校の生徒が落ち着いた態度と前向きな姿勢で学校生活を送っている様子が明確に読み取れる。特に多く見られたのは、生徒の挨拶や立ち居振る舞いに対する高い評価である。休み時間や廊下ですれ違う場面で、生徒から自然に挨拶が交わされていることは、日常的な生活指導が定着していることを示している。挨拶が形式的なものではなく、元気に返されている点は、生徒自身が人との関わりを前向きに捉えている証である。
 授業中の様子についても、突っ伏して寝ている生徒が見られなかった、どのクラスも静かに授業を受けていた、真面目に取り組む姿に安心したといった声が多く寄せられている。これは学習規律が全体として保たれており、学ぶ場としての教室環境が安定していることを示している。昨年度と比較して落ち着いていると感じたという意見もあり、生徒の成長や学校全体の雰囲気の成熟が着実に進んでいることがうかがえる。
 また、学習意欲の高さや、クラス全体で楽しく積極的に学んでいる姿が印象的だったという意見が複数見られた。これは、一部の生徒だけでなく、集団として学びに向かう姿勢が育っていることを意味している。授業中だけでなく、休み時間にも友人関係が良好である様子が見られ、部活動とは異なる日常の学校生活の一面を確認できたことは、保護者にとって大きな安心材料となっている。
 生徒と教員の関係性についても、肯定的な評価が多い。先生と生徒の距離が近く、良い雰囲気で授業が行われているという声は、信頼関係に基づいた指導が実践されていることを示している。授業中のやり取りを楽しんでいる生徒の姿や、体育の授業で仲間と応援し合い競い合う様子は、生徒が安心して自己表現できる環境が整っていることを物語っている。楽しさと真剣さが両立している点は、本校の教育活動の大きな強みである。
 さらに、身だしなみや校則に関しても、生徒が荒れた様子を見せることなく、規則を受け入れようと努力している姿が評価されている。厳しさのある校則の中でも、生徒が秩序を保ち、集団生活を円滑に送ろうとしている姿勢は、人としての基礎力が育成されていることを示している。これは日々の丁寧な指導と、学校全体での一貫した姿勢の成果である。
 授業に対するコメントと異なり、指摘はわずかに1件であった。苦手な授業において、教員の話を聞く場面で私語が目立つクラスがあったという指摘である。この意見は生徒全体の姿勢を否定するものではなく、基本的には真面目に取り組んでいるからこそ、より高い集中や切り替えを期待する声として受け止めることができる。授業に対する期待値が高いことの裏返しであり、学習環境をさらに良くしていくための前向きな示唆である。
 保護者からは本校の生徒は落ち着いた態度で学校生活を送り、挨拶や学習態度、人間関係の面で高い評価を得ている。楽しさと真剣さを併せ持ち、日々の学校生活に誠実に向き合う姿は、教職員の指導と生徒自身の努力の積み重ねによるものである。保護者のコメントは生徒の健全な成長と学校の安定した教育環境を裏付けるものであり、今後もこの良い状態を土台として、さらに充実した学校生活を築いていくことができよう。

【学校全体の様子について(設備も含む)】

・校内も綺麗で清潔感がありました。

・整った施設設備で、どのクラスも落ち着いて学習している様子を見せていただきました。

・学食など見てみたかったのでよかった

・校内の掃除が行き届いていて綺麗でした

・業者の方の清掃ももちろんですが、あまりの綺麗さに生徒達も汚さないように意識しているのではと察しました。

・校内が綺麗なのは生徒達の心の安定の基本だと思うので安心しました

・入出口のセキュリティがとてもしっかりしており、安心しました

・夫は海外在住の為、入学式にも出席しておらず、今回初めて来校しました。体育館、屋上の運動場、カフェテリア等いろんな設備をゆっくりと見学させていただけて良かったです。

・休み時間に売店の様子を見ましたが、商品は色々なものが揃っていて、価格も良心的だと感じました。

・オープンな職員室

・いつも、整っている。気持ちが良い。

【分析】
 今回寄せられた意見からは、本校の校内環境や施設設備が、生徒の学習と生活を支える大きな基盤として高く評価されていることが明確に読み取れる。校内が常に清潔に保たれ、清掃が行き届いている点は、多くの保護者に安心感を与えている。業者による清掃に加え、生徒自身も校内を大切に扱っている様子が感じ取られており、環境美化に対する意識が学校全体に浸透していることがうかがえる。
 整った施設設備のもと、どのクラスも落ち着いて学習している様子が見られたという意見は、学習環境が安定していることを端的に示している。清潔で整然とした空間は、生徒の集中力や心の安定に直結する要素であり日常的な教育活動の質を支えている。校内が綺麗であることが、生徒の安心感や規律ある行動につながっている点も本校の大きな強みである。
 施設面では体育館や屋上運動場、カフェテリアなど、多様な設備を実際に見学できたことへの満足の声が寄せられている。コメントを寄せてくださった海外在住で来校機会が限られていた保護者にとっても、学校の全体像を把握できる貴重な機会となっており授業見学が果たす役割の大きさを確認することができる。学食や売店についても、品揃えや価格面で良心的であるとの評価があり生徒の日常生活を支える環境が適切に整えられていることが伝わっている。
 また入出口のセキュリティがしっかりしている点への評価は、安全管理が徹底されていることを示している。安心して子どもを預けられる学校であるという認識は、保護者との信頼関係を築く上で欠かせない要素である。加えてオープンな職員室の存在は、学校の風通しの良さや、相談しやすい雰囲気を象徴しており、開かれた学校づくりが実践されていることを示している。
 本校は清潔で整った環境、安全性への配慮、生活を支える施設の充実という3点において高い評価を得ている。これらは日々の地道な維持管理と、生徒・教職員が環境を大切にする意識の積み重ねによって支えられている。良好な学校環境は生徒の学びと成長を下支えする重要な要素であり、今後もこの強みを維持・発展させていくことが求められる。

【保護者授業見学、そのものについて】

・子どもの学校での様子を直接見る事ができて良かったです。また、見学可能時間の自由度が高く、ありがたかったです。

・普段の生活が垣間見れて良かったです。

・子供の普段の生活、授業態度が見られて良かった

・なかなか見れないから、授業の様子が知れて良かったです。違う授業も見学してみたいです。

・休憩時間中の子供を見て、お友達を紹介してくれたり関わり方が見れて良かったです。家で良く聞くお友達の名前とお顔が一致しました。

・学校での授業態度やクラスメイトとの関わりが見られて良かったです。

・学校生活の様子を見る事ができて良かった

・授業でも休憩時間でも普段の学校生活の様子がわかって良かったです

・授業の様子を見られたこと。また休み時間に楽しく過ごしているのを見られたこと。

・クラスメイトと協力し合って授業に取り組んでいる様子が見られて良かった。

・子どもが苦手にしている数学Aの授業から昼休みに入る所まで、クラスの保護者と一緒に見学できました。1人より、保護者3人で誘い合わせて見学でき、親も居やすかったです。

・人数が少ないと教室への入りづらさがあります

・高校生にもなると見学される保護者が少ないので見に行くほうが恥ずかしく思いました。

・保護者の多い時に観に行きたかったです。

・授業の様子を見られてよかったが、教室に入る度胸はなく、廊下から盗み見していました。例え先生にどうぞと言われても、1人では入れなかったと思います。

・他の参観者もおらず、教室のドアも閉まっていて、中の声は聞こえず、居づらさの中、外から教室を覗いて帰ってきました もう少し参観日らしさがあると良かったです

・教室内に入れる雰囲気ではありませんでした。

・予めドアを開けるや教室の後ろに人が入れるスペースを作って頂けると助かります。

・うちの子ではないが支給したタブレットで授業中に漫画など授業と別の事をしている生徒を見ると悲しい気持ちになる。勉学に励むかは個人次第だと思いますが、周りに悪影響なので使用しない時間は閉じさせるなど、教員として徹底させてほしい。タブレットが悪影響になるようではコストのムダで不必要に感じます。

【分析】
 コメントからは学校公開・授業見学が保護者にとって子どもの成長や学校生活を実感できる有意義な機会となっていることが明確に読み取れる。授業中だけでなく休み時間を含めた日常の様子を直接確認できた点が高く評価され、学校生活を立体的に理解する場として機能している。
 普段の生活が垣間見られた、授業態度や友人関係が分かった、家庭で聞いていた友達の名前と顔が一致したといった声は、学校での子どもの姿が家庭での理解と結びつき、保護者の安心感や学校への信頼感を高めていることを示している。授業中に協力して学ぶ姿や、休み時間に楽しそうに過ごす様子の確認は、良好な人間関係が築かれている事実を裏付けている。
 また見学可能時間の自由度や、複数の保護者で誘い合って見学できた点も肯定的に受け止められている。特に、苦手科目の授業から昼休みまでを継続して見学できた意見は、学習面と生活面を一続きで把握できる意義を示している。
 その反面、高校段階の特性から教室に入りづらさを感じた声も見られ、参観の心理的ハードルへの配慮が今後の課題として浮かび上がっている。
 なお教室の公開性やICT活用に関する意見は、教育の質への関心の高さを示す建設的な視点である。総合的に、本校の学校公開は、家庭と学校をつなぐ信頼関係を深める機会として大きな成果を上げている。参観しやすさや情報提供を工夫することで、学校の良さはさらに伝わり、理解と信頼は一層深まっていくのではないか。
 今後は授業の妨げにならない範囲での見学環境の整備や、参観方法の事前案内を充実させることで、より多くの保護者が安心して参加できる体制を構築できる。学校公開を単なる行事にとどめず、学校の教育方針や日常の取組を共有する対話の機会として位置付けることで、家庭と学校が同じ方向を向いて子どもの成長を支える関係性が、より確かなものとなっていくと考えられる。

【その他、自由記述から】

・先生方が声をかけてくれ、見学しやすい雰囲気だった/先生方や職員、校長先生の対応が丁寧で安心できた

・いつも通りの授業や、和気あいあいとしたクラスの雰囲気が見られて良かった

・行事を経てクラスの雰囲気や友人関係が良くなっていると感じた

・子どもが真剣に授業を受け、休み時間は楽しそうに過ごしており安心した

・授業見学が子どもの気持ちを引き締める良い機会になっている

・公開期間が長く、日程の幅が広いため参加しやすかった

・落ち着いた授業態度や学習環境を確認できて良かった

・生徒の挨拶が自然で気持ちよく、学校全体に良い印象を持った

・セキュリティ体制が整っており、生徒の安全が守られていると感じた

・教員と話す機会があり、成長の様子を直接聞けて有意義だった

・定期的に授業見学の機会を設けている点への感謝

・見学できて良かったが、教室に入りづらく廊下やガラス越しでの参観になった

・クラスや科目によって雰囲気の差(入りやすさ・集中度)があると感じた

・生徒が集中している授業は良い一方、静かすぎて入りにくいと感じた

・授業中の雰囲気や学習姿勢について、やや心配になる場面もあった

・授業開始前の待ち時間が分かりにくく、廊下で戸惑うことがあった

・時間割や授業内容が事前に分かれば、より見学しやすいと感じた

・扉が閉まっていると入りづらく、開いていると声も聞きやすいと感じた

・体育や屋外活動の様子を見て良い印象を持った

・カフェテリアは良かったが、量や設備面で改善の余地を感じた

・移動教室の案内がなく、どこに行けばよいか分からず困った

・見学できない授業がある場合は、事前に知らせてほしかった

・普通科の一部クラスで授業態度の改善が必要だと感じた

・時間割を公表してほしい、案内が不十分だと感じた

・教室のドアが閉まっていることで、参観しにくさが強かった

・保護者用の休憩スペースが不足している

・オンライン授業・オンライン参観への対応を検討してほしい

【分析】
 自由記述全体を通して見ると、学校公開・授業見学そのものに対する評価は概ね高く、実施の意義は保護者に十分伝わっている。一方で、運営面や情報提供、見学環境に関しては、改善を要する課題が複数あがっている。特に「見たいが入りづらい」「分からないまま戸惑った」という声は、今後の学校公開の在り方を見直す上で重要な示唆である。
 まず、本校の明確な強みとして挙げられるのは、教職員の丁寧な声かけや対応、生徒の挨拶や落ち着いた学習態度である。これらは多くの保護者に安心感を与え、学校への信頼につながっている。また公開期間を1週間とし、日程に幅を持たせている点は他校と比較しても評価が高く、「仕事と調整しやすい」という声が複数寄せられている。これは今後も継続すべき重要な取り組みである。
 その一方で課題も散見される。まず見学環境の不十分さである。学校側としては「自由に見学可能」と伝えていても、保護者には十分に伝わっていないようである。これは「伝えたか」ではなく「伝わったか」という観点で捉える必要があり、学校側の認識と保護者の体感との間に乖離があることを示しているのかもしれない。加えて、時間割や移動教室に関する情報不足もある。「どこに行けばよいか分からない」「子どもに聞いても教えてくれない」といった声は、一部の保護者にストレスを与えている。学校という特性上、時間割の全面公開が難しい事情はあるが、それを理由に情報提供を最小限にとどめるのではなく、簡易掲示や教室前の案内表示、フロアマップなど、代替手段を検討する必要もあろう。
 さらに、「保護者が少なくて入りづらい」「恥ずかしい」という声が複数見られる点は、保護者側の遠慮だけに帰すべきではなく「見学することが自然である」という雰囲気を意図的につくれていない結果でもある。参加の心理的ハードルを下げる工夫は、まだ検討の余地が大きい。
 授業内容や生徒の様子については全体として好意的な評価が多いものの、授業態度が心配。私語が目立つクラスがあった。といった指摘も見逃せない。これらは授業全体を否定するものではなく、むしろ保護者の期待値が高いからこそ出てくる声である。他にも注意していないように見えたという印象については、授業方針の違いとして済ませるのではなく、保護者視点を踏まえた説明や共通理解が求められるであろう。
繰り返しになるが、授業見学は単なる行事ではなく本校のありのままを見ていただく重要な機会でもある。現状は、教育内容は高く評価されているが、いくつか保護者より改善点が出されている段階にある。今後は、教育の質の高さにふさわしい「見せ方」と「迎え方」を整えることで、保護者との信頼関係をより一層強固なものにしていく必要がある

 アンケート回答へのご協力、誠に有り難うございました。皆様のご意見やご要望を真摯に受けとめて、改善していきたいと考えています。次の保護者対象授業見学会は来年度になりますが、またのご来校をお待ちしております。時節柄お身体ご自愛のうえお過ごしください。

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