「正解のない時代を、自分の足で歩く力を育てる」― 2学年 総合探究〈アントレプレナーシップ教育〉起業家講演 実施報告 ―2026/2/16
岩倉高校では、2学年の総合的な探究の時間において、アントレプレナーシップ(起業家精神)を軸とした学びを展開しています。その一環として、2025年10月・12月に、実社会の第一線で活躍する起業家の方々をお招きし、派遣授業・講演を実施しました。本取り組みは、「起業」を特別なものとして捉えるのではなく、これからの時代を主体的に生きるための思考・姿勢・行動力を育むことを目的としています。
■ 起業家による派遣授業(10月10日・20日)
講師として、福田怜奈氏、青木望氏、田中綾華氏、hynata(ヒナタ)氏をお迎えし、起業のリアルや人生観について多角的なお話をいただきました。
- 福田氏からは、困難な経験を乗り越えて起業に至ったご自身の歩みを通して、
PDCAを回し続ける力、チームで支え合うこと、人との信頼関係の大切さ が語られました。
特に「困ったときは“助けて”と発信していい」という言葉は、生徒の心に強く残るメッセージとなりました。
- 青木氏は、コーヒー業界の現状やコーヒーカス(抽出後の残渣)という視点から、
情報を疑う姿勢、過去と現在をつなげて考える視点、経験を点で終わらせず線にする思考 の重要性を伝えてくださいました。
探究活動に直結する「考え方」を学ぶ時間となりました。
- 田中氏は、ものづくりビジネスの立ち上げから拡大までの道のりを紹介しながら、
若い時にこそ挑戦する意味 を、生徒一人ひとりの人生に重ねて語ってくださいました。
授業内ワークでは、「自分は何が好きか」「どんな人生を歩みたいか」を考え、自己理解を深める機会となりました。
- hynata氏は、建築から美容業界へと進路を切り拓いたご自身の経験をもとに、
「思う と 考える の違い」「夢はあきらめの悪い順に叶う」「人とのつながりが人生を動かす」という言葉を生徒に届けてくださいました。
各講演後のアンケートからは、
「もっと挑戦してみたい」「考え方が変わった」「将来が少し楽しみになった」
といった声が多く寄せられ、生徒の意識変容が確かに感じられました。
■ 特別講演(12月20日)
12月には、起業プログラムを設計いただいているタクトピア株式会社 代表取締役CEO・長井 悠 氏をお招きし、「アントレプレナー(起業家的)生き方のススメ」をテーマに講演を行いました。
VUCA(変動性・不確実性・複雑性・曖昧性)の時代をどう生きるか。
その問いに対し、長井氏はご自身の経験を交えながら、
「自分の意思を持ち、価値をゼロから創り出す力」の重要性を熱く語ってくださいました。
講演後には、生徒から
「プロジェクトの持ち方を教えてほしい」
といった具体的な質問が次々と上がり、主体的な学びへとつながっている様子がうかがえました。
■ 岩倉高校が目指す探究のかたち
今回の起業家講演を通して、生徒たちは
- 正解のない問いに向き合う姿勢
- 自分の価値観を言語化する力
- 社会と自分をつなげて考える視点
を身につけつつあります。
岩倉高校の総合探究は、社会と接続しながら、自分の人生を自分で設計していく力を育てる学びです。
これからも、生徒一人ひとりが「やってみたい」「考えてみたい」と思えるきっかけを大切にしながら、挑戦を支える教育を続けてまいります。
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