【教員研修レポート】未来進化型教育へアップデート!ハーバード流ケースメソッドと名古屋商科大学、国際高等学校を特別視察2026/5/28
本校では、創立130周年を迎えるにあたり、未来進化型教育へのアップデートを図るべく、学校改革に取り組んでいます。その中心となる授業改革や教育内容の刷新、そして2027年度に開設する「グローバル共創コース」に向けて、先進的な外部教育機関との連携強化を進めています。
その一環として、5月21日(木)、本校の教員視察団(計6名)が、世界基準のビジネス教育を展開する「名古屋商科大学(NUCB)」、および同学校法人が運営する国内屈指の全寮制ボーディングスクール「国際高等学校(IB認定校)」を訪問いたしました。
<鉄道のルーツが繋ぐ両学園の歴史と、現代の特別な絆>
実は、本校と学校法人栗本学園には、「鉄道」に深く根ざした歴史があるという極めて強い共通点が存在します。
名商大の前身は、1935年に鉄道インフラを支える人材育成のために設立された「名古屋鉄道学校」です。創立者の栗本祐一氏が掲げた不変の理念「フロンティア・スピリット」を、時代の変化に合わせて「鉄道産業」から「国際的な経済・ビジネス」へと昇華し、今なお継承されている名古屋商科大学。そして、鉄道教育の伝統を大切に紡ぎながら、さらなる発展に向けて国際的な学びの領域へと広げる本校――。
この歴史的文脈に加え、今回の視察は本校の大日方教諭と、名古屋商科大学長である栗本博行先生が中学校時代の同級生という長年の信頼関係があったからこそ実現した、完全な「特別プログラム」での訪問となりました。
以下に、今回の濃密な視察の様子をレポートいたします。
1. 学長自ら教壇へ!「ハーバード・ビジネススクール流ケースメソッド」を体験
名古屋商科大学伏見キャンパスにて、ケースメソッド教授法による活気あふれる講義を見学したのち、名商大ビジネススクール(丸の内キャンパス)にて、栗本学長自らによる模擬授業を受講しました。
同大が20年かけて世界基準へと昇華させてきたのは、「ハーバード・ビジネススクール流ケースメソッド」教授法です。ジレンマを孕んだ具体的な事例を前に、教員同士で生身の意見をぶつけ合い、思考を深める知的な興奮を肌で味わいました。 すべての座席から全員の顔が見渡せる、計算し尽くされた「馬蹄形教室」の圧倒的な空間設計も含め、AI時代に最も必要とされる「自ら考え、判断し、提案する力」を鍛える授業デザインの真髄を学ぶことができました。
2. 主体性と視野の広さに感銘!国際高等学校での生徒懇談と寮内見学
午後からは、日進キャンパスにある全寮制の国際高等学校へと足を運びました。 生徒の皆さんとのランチ懇談や、生徒自身による心のこもった寮内案内を通じ、生徒の皆さんが放つ圧倒的な自律性と主体性を実感しました。また、多国籍の仲間と日常的に議論を交わすことで培われた「多様性を受容する視野の広さ」を目の当たりにし、強い刺激を受けました。
3. 20年の歩みが物語る、学校改革を支える「仲間」と「絆」
視察の締めくくりには、栗本学長、および小野裕二商学部長との総括懇談会の機会をいただきました。 ケースメソッド教授法についての全般的な質問にお答えいただき、さらには本校で同教授法を用いた授業を導入していくにあたっての具体的なアドバイス(単元の導入としての活用など)もいただくことができました。
予定を大幅に延長して行われた対談の中で、学長が「彼が一緒にやろうと真っ先に手を挙げてくれたからこそ今がある」と同席する小野先生を指し、小野先生もまた「学長がブレずにいてくれたからいまの形がある」と全幅の信頼を返される姿に、私たち視察団も激しく胸を揺さぶられました。学校改革を力強く推進していく上で、同じ志を持つ「仲間づくり」がいかに重要であるかを確信する、まさに今回の視察のハイライトとなる瞬間でした。
<世界、そして未来へ繋がる学びに向けて>
今回、両学園の歴史的な繋がりと「独自の強固なパイプ」を最大限に活かし、本校グローバル共創コースの生徒たちと、世界基準の環境で学ぶ国際高等学校の生徒たちとの具体的な交流プログラムを今後実現させてまいります。また、今回学んだケースメソッド教授法についても学内で広く共有し、「参加者中心型」の実践的な学びを実現するための教員研修を重ねてまいります。
本校が目指す理念「コンヴィヴィアル・スクール(自立と共生の学校)」の具現化に向け、私たち教職員自身も外の世界から貪欲に学び続け、日々の教育現場へと還元してまいります。進化を続ける岩倉高等学校のこれからの展開に、ぜひご期待ください!






