【演劇部・平和学習】舞台「Mother 特攻の母 鳥濱トメ物語」を観劇しました。2025/3/24
3月22日(土)、新国立劇場 小劇場にて、舞台「Mother 特攻の母 鳥濱トメ物語」を観劇しました。この作品はペナルティのワッキーさんがプロデューサーを務め、鹿児島県に実在した「富屋食堂」を舞台に、特攻隊員たちから“母”と慕われ、戦後「特攻の母」と呼ばれた鳥濱トメの半生を描いたものになります。
演劇部の活動としてはもちろん、「なぜ戦争をしてはいけないのか」「なぜ学校で歴史を学ぶ必要があるのか」といった平和学習の原点を知る貴重な体験となりました。観劇後、キャストの皆様に直接ご挨拶させていただいたり、スタッフの方々に舞台裏を案内していただきましたが、全てが真剣そのもので、演劇を通して何かを伝える意義や大切さについても実感することができました。
以下、参加生徒の感想です。
「初めて舞台を観させていただいて、役者の方々の自然な動きやセリフにとても魅了されました。目の前で本当に起きているかのように感じ、話がわかりやすく気づいたら涙が流れるほど夢中になり、感動する内容でした。戦争の内容は学校で学びますが、特攻隊の方々の心情や、家族に対する思い、待っている人の気持ちなど、教科書に書かれていない人間の心が学べたと思います。そして、当たり前に過ごしている今がとても幸せであることを実感しました。特攻隊の方々のお墓にお供物や花を添えてはいけないことや、兵士は機械と言われていることを知った時、とても残酷だなと思いました。いくら国のためとはいえ、命まで捧げることがない時代が続くことを願います。公演が終わって楽屋に案内していただき、小道具の配置や、舞台の仕様など間近で見させていただくことができてとても勉強になることばかりでした。これからの演劇部の活動に活かしたいと思いました。」






