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No.3「ソーシャルメディアポリシー」
2021/5/7

【校長からの発信】
No.3「ソーシャルメディアポリシー」


2021年5月7日 校長 森田 勉

 

 GWが明けました。生徒のみなさんはリフレッシュできたでしょうか。緊急事態宣言が発出されていましたので、なかなか難しかったかもしれません。まだまだ新型コロナ感染防止に努めていく必要があります。健康観察、手指の消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンス、そして換気等の徹底を忘れないでください。

 さあ、授業が始まりました。生活リズムを学校生活のリズムに戻しましょう。ちょうど新年度がスタートとして1ヶ月が過ぎるころですし、もう一度しっかりと気を引き締めていきましょう。今年度初めに立てた目標を忘れていませんか? 「時々の初心忘るべからず」です。当初の目標実現に向けて、粘り強くやり抜いていくように頑張っていきたいものです。

 思い起こせば、元号が「平成」から「令和」に変わって、もう3年目に入りました。「令和」という言葉は、万葉集の「初春(しょしゅん)の令月(れいげつ)にして 気(き)淑(よ)く風(かぜ)和(やわら)ぎ・・・」との文言から引用したものでした。そして、この「令和」には、人々が美しく心を寄せ合う中で、文化が生まれ育つ、という意味が込められているそうです。私たちは本当に心豊かな日常を送っているか、自分を高める実践をしているか、そして仲間とともに充実した日々を送っているか、常に自問自答して、一緒にすばらしい岩倉高校の学校文化を醸成していきましょう。  

 時代はSociety5.0の社会に向かって大きく変化しようとしています。それは、現在の高度情報化社会Society4.0の次にやって来る、AIなどの技術革新を基盤にして、経済発展と社会的課題の解決の両立を実現する人間中心のスマートな社会といわれています。こうした社会変化が起きても、変わらない大切なものもあるはずです。それは例えば、「人を不愉快にさせないといった感性や倫理観」です。こうした感性や倫理観は、日々の心構えの積み重ねによって身についていくものだと思います。スマホを安直に使っていませんか?

 生徒のみなさんはデジタル・ネイティブ世代です。SNS活用の質と量は、私のそれとは比べ物にならないぐらい豊富なものと想像しています。その利用時にしっかりとした心構えを持って臨んでいますか? 昨年6月1日に制定・発信した「学校法人明昭学園 岩倉高等学校 ソーシャルメディアポリシー」をもう一度読み込んでおいてください。ラインやツイッターでのSNS上でのトラブルが多発している昨今です。私たちは加害者にも被害者にもならないぞ、という強い意思表明を明確にするものです。このポリシーを実践することがいつでも私たちに求められているのです。

(9つの基本ポリシー)

1、教職員及び生徒は、書き込み等を行う場合は、学園に所属する者としての自覚を持って発言します。

2、教職員及び生徒は、書き込み等を行う場合はあらかじめ真偽を確認し、虚偽や勘違いに基づく発言はしません。

3、教職員及び生徒は、書き込み等の内容が人物情報として検索されることがあり得ることを認識し、将来も含めた自己のプライバシーの保護に十分注意します。

4、教職員及び生徒は、誹謗中傷・名誉棄損・脅迫にあたる又はそのおそれのある発言、他人のプライバシーを侵害するおそれのある発言、公序良俗に反する発言、人種・宗教・身体・性等に関する差別的発言、その他公正・常識・品位を欠く発言はしません。

5、学園は、基本的人権、知的財産権(肖像権、著作権、商標権等)に十分配慮します。

6、学園は、守秘義務が課された業務情報、教職員・生徒及び関係者から提供された個人情報等について適切な管理と保護に努めます。

7、学園は、教職員または生徒の書き込みが係争に発展した場合、または発展するおそれがあると判断した場合、当該案件について調査等に努めます。

8、学園は、根拠の不明な発言、責任の所在の不確かな匿名の発言に惑わされることなく、自らの意志に基づき、誠実に社会と関わっていきます。

9、学園は、生徒・保護者又は教職員が、いわれのない攻撃・誹謗中傷その他基本的人権に関わる問題に巻き込まれたときは、当該者を守るため最大限の努力をします。

 

 ※このポリシーは、本校HPのトップページ最下段をクリックしていただければいつでも見ることができます。

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