No.17 9月下旬のトピックス(その3)2024/9/30
【校長からの発信】
No.17 9月下旬のトピックス(その3)
2024年9月30日 校長 森田 勉
創立130周年記念事業の一環として、西東京グラウンドのサッカー場とラクロス場を整備し、人工芝化して早半年が過ぎました。この間、これを期して西東京市とも包括連携協定を結び、グラウンドで活動しているサッカー部、ラクロス部、そして野球部の生徒たちが、地域に貢献できる活動を展開しようと様々な計画をしています。先日の岩倉祭(文化祭)2日目には初めてグラウンドでの催し物を実施して、地域のみなさんにも楽しんでいただきました(『校長発信№14』参照)。
ところで、西東京市と言えば、早稲田大学東伏見キャンパスがあることで有名です。現在早稲田大学には44もの運動部があるそうですが、そのうちの多くが東伏見キャンパスで活動しています。ア式蹴球部(サッカー部)や野球部などをはじめとした伝統ある部もあり、世界的なアスリートもたくさん輩出しています。このキャンパスに先週、9月25日(水)の午後、深町副校長とサッカー部の小川監督と私の3人で訪ねてきました。
同じ西東京市内でもあり、サッカーやラクロスの競技を中心に本校の生徒と早稲田の学生とで、何らかの交流ができないものかと考えて、その相談・打ち合わせのために訪問したのです。コーディネートしてくださったのは、早稲田大学サッカー部OB会長の杉澤直樹さんです。実は杉澤さんは、私の高校時代のサッカー部の5つ後輩で、コーチと選手の間柄でした。そのご縁で今回、仲立ちを買って出てくださいました。(ご縁は大切ですね)
早稲田大学からは、競技スポーツセンター所長でア式蹴球部部長の石井昌幸先生、主務で4年生の北村公平君、そして同じくマネージャーで社会(地域)貢献担当の3年生の伊藤未羽さんが懇切丁寧に対応してくださいました。
大学側も社会貢献に力を入れており、本校の部活動も先述のように地域貢献を使命の一つとしていて、そのコンセプトでお互いに何らかの連携を模索しようということになりました。たとえば、地域の小中学生を招いての体験イベントなどで大学生にお手伝いをしてもらうこと、本校生徒と大学生との練習や試合の交流、大学生による技術指導、そして大学生の練習場の提供等々、種々有意義な意見交換ができました。
大学としては、活動の内容に関しては学生が主体的に進めているとのことですので、今後は、マネージャーの学生さんたちと本校とで具体的展開について連絡を取り合い、進めていくこととしました。どんな形が実現できるのか、何か楽しい企画が生まれそうで今からワクワクしています。地域貢献を通して、早稲田大学のみなさんのためにも、本校の生徒のみなさんのためにもなる、つまりWin-Winの関係ができていくことを願っています。
帰り際に、施設見学をしていたところ、ラクロス部の学生たちが練習していました。チーフマネージャーの女子学生に、本校のグラウンドはラクロス仕様にもなっている旨を伝えたところ、目をランランと輝かせていたのが印象的でした(笑)。