No.3 委員会任命式2025/4/24
【校長からの発信】
No.3 委員会任命式
2025年4月24日 校長 森田 勉
新年度が始まって2週間余りが過ぎました。生徒のみなさんは、程よい緊張感の中で、今年度の目標達成に向けて良いスタートが切れたことと思います。そろそろ授業も現在の学年にふさわしい内容に入ってくる頃だと思われます。また、課外活動も上級生から新入生までそろい、本格的になっていく頃でしょう。みなさんの諸活動が充実したものになり、みなさん一人ひとりが、大きく成長していくために、力強く歩み続けてほしいと願っています。
学校では、21日(月)に「委員任命式」が実施されました。今年度新たに各クラスから選出された学級委員、風紀委員、美化委員、図書委員、そして保健委員に就任した2年生と3年生の各委員に、『任命書』が渡されました。以下は、そのときの委員のみなさんへ私から送ったメッセージです。(1年生については5月8日に実施予定)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
みなさんこんにちは。本日ここに2,3年生の各委員任命式を迎えました。まずは大役を引き受けてくれたことに対する感謝と激励の意を表しておきます。どうも有り難うございます。そして、よろしくお願いします。
みなさんの活動は、学校が今目指している「未来進化型のコンヴィヴィアル・スクール」の方向と軌を一にするもので、大変嬉しく思います。つまり、開かれたコミュニティの中で、仲間とともに楽しく協働し、新たな価値や文化を共創・発信していく実践そのものであるからです。この実践を通してみなさん自身も成長し、学校も進化していくものと考えています。
ところで、この任命式でいつも言うことですが、委員の仕事には主に二つあります。一つは、委員会で決まったことや約束事をクラスに落とし込むこと。もう一つは、(こちらのほうが難しい課題ですが)クラスの仲間たちの、向上したい、もっと良くしたいという有形無形(目に見えるものと見えないもの)の要求をくみ取ってそれを実現させることです。
そして、こうした実践をしていくうえで、大切な心構えについてお話しておきます。それは、岩倉高校の生徒のみなさんが(おそらく)伝統的に持っているものでもあります。人格的なものと言ってもよいでしょう。昨年度の体育祭で、そのことがはっきりと分かりました。始終業式でも何度か触れたので覚えている人も多いと思います。それは、「誠実であること」「品位があること」「人を愉快にさせること」の三つです。みなさんは、全体として、そういう雰囲気を持っているのです。こうした好ましい雰囲気が醸し出されるということは、みなさん一人ひとりが、誠実で、謙虚で、他者に対する感謝の気持ちを大切にしている証であろうと思っています。
みなさんが、これから委員会活動をしていくうえで、ぜひこうしたことを忘れずに、自分行動の原則として大事にしていってください。そうすれば、みなさんはさらに大きく成長できます。「才能の本質は人格である」という言葉もあります。これからの1年間の活躍と成長を祈っています。以上です。