No.11 感動的な体育祭2025/6/25
【校長からの発信】
No.11 感動的な体育祭
2025年6月25日 校長 森田 勉
先週の6月18日(水)、今年度の体育祭が東京武道館にて行われました。外は真夏を思わせる暑さでしたが、館内は、空調が利いていて、しかも外から陽光が漏れてきて明るく、清々しい体育祭になることを予感させる雰囲気がありました。
今年のスローガンは「『凌駕』~伝統を超えろ!」です。体育祭の1週間前には、実行委員長の3年D組嘉手刈(かてかる)さんをはじめ8名の実行委員が校長室を訪ねてきてくれました。そして、「これまでの体育祭を超える、心に残る大会にしたい」と力強く語ってくれました。その想いに、私は強く胸を打たれました。
開会式では、力強い選手宣誓があり、準備体操の後、いよいよ競技が開始されました。
フィールド種目では、仲間と力を合わせる団結力が見事に発揮されました。トラック種目では、ゴールを目指して懸命に走る姿に多くの人が胸を熱くしました。スタンドからの応援も素晴らしく、最後の団対抗リレーでは、まさに「血沸き肉踊る」熱戦が繰り広げられました。
随所に、岩倉スピリットがしっかりと表れていました。
ワイワイと楽しみながらも、礼儀と節度をわきまえ、勝って驕らず、負けて悔やまず。そこにあったのは、真のスポーツマンシップ―まさに「コンヴィヴィアル」な空気そのものでした。
楽しみながら、共に成長し、新たな価値を創造する。本校が掲げる「未来進化型のコンヴィヴィアル・スクール」の実現に向けて、みなさん一人ひとりの力が確実に息づいていることを確信できました。
この体育祭、そしてこれまでの準備を通して、生徒のみなさん自身が大きく成長できたはずです。ぜひ、この経験を自分の内面を振り返り、自分なりのキャリアパスポートに記録し、これからの学びにそして人生に活かしてほしいと強く願っています。
そして、しっかりと準備・運営・進行を担ってくれた実行委員162名のみなさん、労いの言葉をかけたいと思います。本当にお疲れさまでした。
大きなけがもなく、各種目内容も工夫が見られ、進行も例年になくスムーズでした。実に素晴らしく、感動的な一日となりました。一言で総括するならば「大成功」と言っていいでしょう。心から、おめでとうございます。
以下に観覧された保護者のみなさんの感想と実行委員長を始め生徒の感想を載せておきますのでご覧ください。
【保護者の感想】
- 今日は素晴らしい体育祭をありがとうございました。生徒一人ひとりが真剣に取り組み、勝利に盛り上がる姿は、日々の学校生活が充実しているからこそだと見ていて嬉しく思いました。また運営の生徒たちが必死に現場を仕切り、それを先生方が見守る姿にも感動しました。今日は私も仲良しのママ達と観戦したり、PTAのメンバーと仕事をしたりと、とても楽しい1日でした。
- 最後の体育祭、とても楽しみにしていました。子どもたちの頑張る姿に感動し応援にも力が入りました。三年間観戦しましたが、全学年が集まり競技をする姿は圧巻です。我が子は勿論、お友達や知り合いのお子さん、思わず名前を呼んでしまいました。帰宅した息子の満足そうな顔を見て私も嬉しくなり、親子ともに充実した体育祭でした。
- 岩倉高校の体育祭、生徒のみなさんのキラキラの笑顔と懸命に競技に向き合う姿に、観ている方も元気をもらえ笑顔になりました、ありがとうございます。全力で競技に挑み、仲間と協力し、応援し、喜び、悔しがり、励まし合う、そんなみなさん一人ひとりが体育祭の主役でしたね。こういった行事や日々の積み重ねの中で成長させていただいてるんだなぁと改めて有り難く思いました。実行委員のみなさん・生徒のみなさん・先生方・PTA役員のみなさん、お疲れさまでした。
【生徒実行委員の感想】
⭐︎ 実行委員長 3年D組 嘉手苅実和
総勢162名のトップに立 つということはすごくプレッシャーが大きく不安もありましたが、沢山の人に支えられて無事に体育祭を成功させることができました。運営に携わってくださった全ての方に感謝申し上げます。
委員長として全体を統括していくなかで仲間の大切さや信じることの大切さをすごく感じることができ、自分自身も成長できた半年になったと思っています。
本当に半年間ありがとうございました。
⭐︎ 副委員長 3年M組 前川一樹
3年間体育祭へ参加してきた中で、一番の良い出来になったと思います。競技時間の1分の遅れもなく進行でき、閉会式終了時点まで定時より早く進める事ができたのは、前日迄の緻密な準備、前日リハーサルでの反省等を活かした成果であると考えます。
そんな素晴らしい体育祭を創り上げたのは間違いなく全162名の実行委員の成果、とりわけ7名の幹部が機敏に行動した結果であると思います。
私にとって最後の体育祭になりましたが、今までで一番楽しむ事ができ、そしてとても思い出に残るものになったと考えています。
⭐︎ 副委員長 2年B組 仲澤優奈
幹部の先輩方から沢山の学びを得られました。一年生の頃は割り振られた係の仕事やルールを覚えてこなしていただけでした。今回は運営を主となって行う立場になり、多くの大変さと楽しさがありました。120人越えの実行委員を動かす大変さや、時間の管理、生徒に向けた発信や資料作りなど、この半年間の間はずっと体育祭のために動いてきました。
当日、本部から見る観客席の熱狂や、間近で見る競技に感動しました。当日もリハも何かと忙しく楽しめるのかなと不安でしたが、幹部や先生方、楽しんでくれた生徒のお陰で、楽しく体育祭を終える事が出来ました!終わる頃には、もうこのメンバーで体育祭を作る事が出来ないのかと、寂しい気持ちでいっぱいでした。先輩方のように上手く行くか凄く不安ですが、来年も幹部をやらせて頂きたいですし、また今の2年生の幹部も集まって、最高の体育祭を作っていきたいです!
関係者やついて来てくれた実行委員、生徒の皆さんに感謝でいっぱいです。
⭐︎ 書記 3年D組 加藤穏
競技をまとめるのが大変でしたが、全体がうまく動いてくれたおかげで、なんとかなりました。
成功に終わってよかったです。