No.16 第107回全国高等学校野球選手権・東東京大会にて準優勝(その2)2025/8/9
【校長からの発信】
No.16 第107回全国高等学校野球選手権・東東京大会にて準優勝(その2)
2025年8月9日 校長 森田 勉
【やり残したこと】―「悔いはない」と言い切れる人はそう多くありません。ましてや、あと一歩で甲子園に届かなかったあの決勝戦の直後ならなおさらです。
今日は、選手たちが胸の奥にしまっていた「やり残したこと」「もう少しできたこと」に耳を傾けてみたいと思います。

- もう少し自分から積極的に、選手をサポートするような役割をつくり出せていたら良かったなと思います。
- もっと早い段階でチーム全体が団結し、一体感を持てていれば、秋や春の大会でもより良い結果が残せたのではないかと感じています。
- 特にやり残したことはありません。自分の中ではやり尽くした、という思いがあります。
- 後悔はありません。全力で取り組んできました。
- もっと野球の技術練習に力を注げていれば、とも思います。
- 応援してくださった方々を、甲子園の舞台に連れて行くことができなかったことが、今でも心残りです。
- あと一勝が届かず、甲子園に行けなかったこと。これが一番悔しいです。
- 正直、もっと早くから本気で練習に取り組めていれば、違う結果になったかもしれないという思いがあります。最初は一塁手として出場していましたが、途中で投手にコンバートされました。その判断がなければ…と思うこともあります。ただ、ピッチャーとして多くのことを経験し、良い面でも悪い面でも自分は成長できたと感じています。そのため、大きな後悔はありません。
- 甲子園出場―その夢を叶えることができなかったことが、最後の心残りです。

【後輩に託すこと】―準優勝という結果の裏にあるのは、誇りだけでなく、悔しさ、願い、そして未来への希望です。今の1・2年生に向けて、3年生から熱い思いが託されています。先輩から後輩へとつながる“岩倉スピリット”を感じていただけたらと思います。
- 岩倉高校野球部の一員として、これまで大切にしてきた行動や姿勢をぜひ受け継いでいってほしいと思います。そして、私たちが果たせなかった「甲子園出場」という目標を、必ず達成してください。
- 「甲子園出場」だけでなく、「甲子園優勝」も目指して、日々の練習に励んでください。
- 私たち三年生が叶えることができなかった「甲子園出場」という目標を、次こそは達成してほしいと強く願っています。
- 自分たちは準優勝という形で引退しましたが、一緒に戦ってきた2年生たち、そして可能性に満ちた1年生たちが残っています。お互いに切磋琢磨しながら、毎日手を抜かず練習を重ね、春の選抜大会、そして最後の夏の大会で、甲子園出場、さらには甲子園優勝という夢を実現してほしいです。
- あと一勝届かなかったあの悔しさを胸に、絶対に甲子園へ行ってください。そしてその舞台で、ぜひ優勝を掴み取ってほしいと思います。
- 私たちが掲げてきた「甲子園出場」という目標を、ぜひ後輩たちの手で実現してください。
- 来年こそは、決勝を勝ち切って、堂々と甲子園の土を踏んでほしいと願っています。
- 甲子園に出場して、できる限り長く野球を続けてほしいと思います。そして、多くの岩倉高校関係者のみなさん、支えてくれる保護者の方々、厳しくも温かく指導してくださる先生方、苦しい時も嬉しい時も常に寄り添ってくれた仲間たち―特に、すぐそばで支えてくれたマネージャーたち―そんなたくさんの方々のおかげで私たちは野球ができていたという感謝の気持ちを忘れずに、「岩倉高校野球部で本当に良かった」と思えるようなチームを、後輩のみなさんにもつくっていってほしいです。
- 周囲から自然と応援される、そんな魅力あるチームになってほしいと思います。そしてその姿で、ぜひ甲子園への切符をつかみ取ってください。

【これからの夢や目標】―高校野球を終えた3年生たちは、次のステージへと歩みを進めています。プロを目指す者、社会人を目指す者、それぞれが胸に希望を抱き、前を向いています。そんな彼らの「これからの夢や目標」について紹介します。
- 岩倉高校野球部で学んだ多くのことを活かして、人のために尽くし、人を幸せにできるような仕事に就きたいと考えています。
- キャプテンとしての経験を今後の糧とし、どこにいてもリーダーシップを発揮できるような、周囲から必要とされる人間になりたいです。
- 将来の目標は、JR東海に就職することです。これからも努力を続けていきたいと思います。
- 野球部で学んだ礼儀や挨拶、粘り強さを活かし、人から信頼され、必要とされるような人間になりたいです。ここで得た学びを、これからの人生の大きな糧にしていきたいと思います。
- プロ野球選手になることが、これからの目標です。夢の実現に向けて、これからも挑戦し続けます。
- 野球を通じて、これからも多くの人に元気や勇気を届けられるような存在になりたいと考えています。
- 将来的には経営者となり、社会に貢献できるよう努力していきたいと思っています。
- 高校野球で一区切りをつけ、大学ではアメリカンフットボールに挑戦します。まずは体づくりをしっかり行い、甲子園ボウル出場を目指します。卒業までにベンチプレス120キロ、スクワット230キロを達成するのが当面の目標です。
- 種目は違いますが、大学でもスポーツを続ける予定です。そこでまた、スポーツの素晴らしさを学び、さらに成長していきたいです。
- これまで支えてくれた両親に、しっかりと恩返しができるような人間になりたいです。
☆次号予告:
「熱い夏を、ありがとうございました」―感謝を込めた言葉で締めくくります。






