No.17 第107回全国高等学校野球選手権・東東京大会にて準優勝(その3)2025/8/10
【校長からの発信】
No.17 第107回全国高等学校野球選手権・東東京大会にて準優勝(その3)
2025年8月10日 校長 森田 勉
【その他…熱い夏を、ありがとうございました】―最後は、3年生からの感謝のメッセージ、そして豊田監督からの熱い言葉をお届けします。支えてくださったすべての皆様への感謝を胸に、岩倉高校野球部はこれからも歩みを止めません。

- 多くの方々から応援していただき、そしてさまざまな場面でご協力をいただいたこと、本当に感謝しています。私たち野球部は、とても幸せな環境で活動することができました。
- この2年半、温かい言葉をかけてくださったすべての皆様に、心より感謝申し上げます。校長先生をはじめ、多くの先生方、関係者の皆様、そして岩倉高校の生徒のみなさん、本当にありがとうございました。これからも岩倉高校野球部への応援を、どうぞよろしくお願いいたします。
- たくさんのご声援、ありがとうございました。プレーしていてとても楽しく、みなさんから力をもらうことができました。この2年半で学んだことを活かして、残りの学校生活、そしてその先の人生を力強く歩んでいきたいと思います。今後とも岩倉高校野球部への応援をよろしくお願いいたします。
- これまで、岩倉高校野球部を応援し、支えてくださったすべての皆様、本当にありがとうございました。
- これからも変わらぬご支援と応援を、岩倉高校野球部にいただけますと幸いです。今後ともよろしくお願いいたします。
- 学校関係者の皆様をはじめ、ご支援・ご声援を送ってくださったすべての方々に、心より御礼申し上げます。ありがとうございました。
- 私たちの力だけでは、今回の結果を残すことは絶対にできなかったと思います。吹奏楽部、チア部、サッカー部、ラクロス部をはじめ、たくさんの岩倉生が応援してくれました。本当にありがとうございました。みなさんの声援があったからこそ、ここまで来ることができました。私たちは本当に幸せ者です。岩倉高校野球部で過ごした日々、学んだことを胸に、新しいことにもどんどんチャレンジしていきたいと思います。これからも岩倉高校野球部を応援していただければ嬉しいです。本当にありがとうございました!
いよいよ最後になります。ここまでチームを率いてこられた豊田監督のコメントを紹介します。
- 第107回 全国高等学校野球選手権 東東京大会においては、多くの皆様から温かいご支援とご声援をいただき、心より御礼申し上げます。
吹奏楽部、チアリーダーをはじめとする岩倉生のみなさん、教職員の方々、OBOGの皆様、PTAの皆様、近隣にお住まいの方々、岩倉高校を応援してくださるファンの皆様、医療関係者の皆様、選手の保護者の皆様、そしてその他多くの関係者の皆様―本当にたくさんの方々に支えていただいたおかげで、私たちは最後まで堂々と戦い抜くことができました。
そして今回は、岩倉高校が掲げる「コンヴィヴィアルスクール」という理念のもと、皆様と“ともに”戦えたことに、心からの幸せを感じています。
みんなの力を結集して、同じ方向を向いて団結すれば、
個人の力だけでは決して生まれない、
大きな力と感動を生み出すことができる。
このことこそが、今回の経験を通して私が得た最大の学びであり、まさに「コンヴィヴィアル(協働・共創)」という考え方の本質なのだと、あらためて実感しています。これは、岩倉高等学校が目指す姿そのものであり、私自身もその一員として歩ませていただけたことを誇りに思っています。
最後になりますが、私たちは必ず、近い将来に「あと一つ上」の結果―つまり甲子園出場という大きな夢を、皆様とともに掴み取ることをお約束いたします。
そして今後は、今回多くの方々からいただいた応援や励ましに報いるべく、野球部として「誰かのために」「何かのために」全力を尽くせる集団となれるよう、一層努力を重ねてまいります。
「チームIWAKURA」の皆様、今年の夏は、本当に熱く、かけがえのないものでした。心より感謝申し上げます。

【後輩に託すこと】―準優勝という結果の裏にあるのは、誇りだけでなく、悔しさ、願い、そして未来への希望です。今の1・2年生に向けて、3年生から熱い思いが託されています。先輩から後輩へとつながる“岩倉スピリット”を感じていただけたらと思います。
- 岩倉高校野球部の一員として、これまで大切にしてきた行動や姿勢をぜひ受け継いでいってほしいと思います。そして、私たちが果たせなかった「甲子園出場」という目標を、必ず達成してください。
- 「甲子園出場」だけでなく、「甲子園優勝」も目指して、日々の練習に励んでください。
- 私たち三年生が叶えることができなかった「甲子園出場」という目標を、次こそは達成してほしいと強く願っています。
- 自分たちは準優勝という形で引退しましたが、一緒に戦ってきた2年生たち、そして可能性に満ちた1年生たちが残っています。お互いに切磋琢磨しながら、毎日手を抜かず練習を重ね、春の選抜大会、そして最後の夏の大会で、甲子園出場、さらには甲子園優勝という夢を実現してほしいです。
- あと一勝届かなかったあの悔しさを胸に、絶対に甲子園へ行ってください。そしてその舞台で、ぜひ優勝を掴み取ってほしいと思います。
- 私たちが掲げてきた「甲子園出場」という目標を、ぜひ後輩たちの手で実現してください。
- 来年こそは、決勝を勝ち切って、堂々と甲子園の土を踏んでほしいと願っています。
- 甲子園に出場して、できる限り長く野球を続けてほしいと思います。そして、多くの岩倉高校関係者のみなさん、支えてくれる保護者の方々、厳しくも温かく指導してくださる先生方、苦しい時も嬉しい時も常に寄り添ってくれた仲間たち―特に、すぐそばで支えてくれたマネージャーたち―そんなたくさんの方々のおかげで私たちは野球ができていたという感謝の気持ちを忘れずに、「岩倉高校野球部で本当に良かった」と思えるようなチームを、後輩のみなさんにもつくっていってほしいです。
- 周囲から自然と応援される、そんな魅力あるチームになってほしいと思います。そしてその姿で、ぜひ甲子園への切符をつかみ取ってください。

ここまで、3年生部員のみなさん、そして豊田監督のコメントをご紹介してきました。私の問いかけに真摯に応えてくださり、それぞれの胸の内を言葉にしてくれたこと、本当にありがたく思います。
本校の校訓に「文武非二」という言葉があります。これは、「学習とクラブ活動は二つにあらず」、つまり、どちらも人間形成にとって欠かせない大切な営みであるという意味です。
よく「勉強と部活動の両立」という表現を耳にしますが、「両立」と考えているうちは、まだまだ分けて捉えているとも言えます。これからは、両者をより深く「融合」させ、自らの成長へとつなげていくことが求められているのだと思います。
今回の野球部の活躍は、まさにその「文武非二」の精神を体現したものであり、その素晴らしさの一端を私たちに見せてくれたように感じています。
今、夏休みのさなか、他の多くの生徒たちも、それぞれの場所で、それぞれの目標に向かって、熱い青春の一ページを刻んでいることでしょう。
どうかみなさん一人ひとりが、自らの可能性を信じ、「文武非二」の志を胸に、大きく成長していってくれることを心より願っています。
最後に、野球部父母会・芝宮会長から頂戴したお礼状の一節をご紹介し、この「野球部準優勝特集」の締めくくりといたします。
【野球部父母会・芝宮会長より】
「大会テーマである『心をひとつに夢の先まで!』を目指し、結果として準優勝、あと一歩のところまで躍進。監督をはじめ指導者の方々と選手たちが心をひとつにして精一杯戦った結果として、胸を張ってほしいと思っております。
この夏で引退となる三年生たちには、残りの高校生活はもちろん、卒業後の進路先でも、岩倉高校野球部での約二年半で培った経験を活かし、立派な一人の人間として誇りを持って歩んでほしいと願っております。
野球部はすでに新チームとして、秋の大会に向けて毎日猛練習に励んでおります。決勝戦での悔しさや教訓は、必ずや後輩たちの力となり、来年こそ悲願の甲子園出場を成し遂げてくれるものと信じております。」






